アメリカに出張すると、町の概観はどこでも似ている所が多いが、
住んでいる人が全然違う場合が多い。
外から見ると大きな芝生の庭が見え、建物も豪華だが、
低所得者が住んでいる所もある。
その建物はTownhouse と呼ばれ、
まあ、日本で言うマンション(アメリカでは賃貸のアパートと言う)である。
このTownhouse が多い所は、低中所得者が多く住んでいる所が多い。
日本人には、想像も区別もつかないと思うが。
日本ではどんなビジネスホテル(アメリカのモーテル)も環境は悪くないが、
アメリカのどの町に行こうが環境が悪い所が必ずある。
目的場所の一番近くのモーテル
(インターネットで検索すると、まあ悪くはないし、小さなキッチンがついて安い)を予約する。
全くもって名前も聞くのが始めて、その場所は想像もつかないが行ってみる。
着いてみると驚くほどの治安の悪そうなモーテルで、
門限が11時、ビルも新しくもないし、掃除もメンテもいき届いていない。
夜中の3,4時まで音がどこからか聞こえる。
5時になると、シーンと静まりかえってきた。この人たち夜行性?
ここデンバーの近郊は、メキシコ人系が多い。
(メキシコからテキサスに入り、そして仕事を探し求めてデンバーに移り住んだのであろう)
というのはメキシコから思うほど遠くない(車で1日はかかるけど)、
メキシコからひたすら北に行けばデンバーにたどり着く。
メキシコ系アメリカ人(移民)は週末にメキシコに遊びに行き、
または家族や親戚、友達と会い(パーティをし)、日曜日に戻ってくる。
遊ぶにはメキシコの方がおもしろそうだ。
僕がアメリカに留学に来た時(1970年代)は、
メキシコ人は食堂の皿洗いや下働きの人が多かった。
そして貧しく見えた(今でもいるが)。
でも、最近はアメリカ人社会にどんどん出ていき活躍している人も多い。
まあ、この国はこの30年でよく変わったわ。
色んな国の人が色んな理由でアメリカに移り住んでくる。
諸外国から能力のある人も、職を探してくる人も多い。
Still, the land of opportunity なのであろう。
初めは、モーテルのフロントの女の子もそんな環境なので、
あまりFriendly でないが、僕が質問するにつけ、段々打ち解けてきた。
見知らぬ土地に行けば、こんな子が一番頼りになる、必要人物である。
写真は僕が2泊泊まったモーテル(チェックインするやいなや、チェックアウトしたかったが)と
デンバー市内にあるTrain Station (Union Station)である。
アメリカの長距離は飛行機をほとんどの人が使うが、
時間があれば電車で色んな町に停まれば、アメリカがよくわかる。
でも高くつく。