健康運動指導士の講習会(2010年2月)で
「介護予防(高齢者向け)のためのミニストレッチボール(Lov-a-Ball)を使ったリラクセーション」で
講師をさせていただいたときに受講した健康運動指導士の方が
それを勤めているデイサービスに持ち帰り、多くのボール注文をいただいた。
そして研修の依頼があり、先日、姫路の「デイサービス エナジー」に研修に行った。
このデイサービスは五島診療所と連携している、ヘルパーステーション・ケアマネ事業もある、
いわば介護関連総合施設である。
大きなデイサービス(定員45名)で、外からも中が見えるオープン感覚のデイセンターだ。
(Roomy!)空間も明るいし、雰囲気が良い。
このデイサービスは人気があり、
Waiting (キャンセル待ち)があるようだ。スゴイね。
研修というと、だいたい多くて10名まで。
中に入るとユニフォームを着たスタッフの方々
(健康運動指導士、作業療法士など)がいっぱいいてる。(17,8人?)
そして普段着を着た(成人の方々、50代ぐらい~)。
この方々はこのセンターが閉まっているときの施設を使われている会員さん兼Volunteer の方々です。
合計で25人以上。
これは、研修会というより活気もありむしろEvent やね、と思った。
まず、リラクセーションを1時間した。
やはり、50代の方々からの質問が多い。
「足がつるのですが」「膝のエクササイズないですか」「眠れないときは」など、
もちろん、全員(若いスタッフの方々も含め)にリラクセーションを体感していただいた。
「重い腰が軽くなった」と寝ながら呟いてくれた。

もう1時間はボールを使った筋力と有酸素運動をしてもらった。
はじめてしばらくすると、50代の方の中には
500gのボールが少し重い方もおられたので、300gを使ってもらった。
体幹を中心に手、足のストレッチと筋力運動までした。
特に、50代以上の方々に
「デイセンターに来られる人の30%はある程度の認知症を持っています。
ということは、この中の3人以上は認知症になりますよ。」と話した。
「でも、自分だけは絶対に認知症にならないと思ってください。体を動かせば、認知症にならないんだと」
「脳が一番欲しているのは、脳が一番の栄養は酸素なんです。
運動をすれば酸素を充分に脳に送ってくれるのです。認知症にはならないんです。
だから運動 for Life(生涯運動) として運動を続けてください。」
大きな施設だったので、最初から大きな声で話した。ちょっと、声が枯れたかな。
でも、最後にはスタッフから握手を求められ嬉しかった。