先日、御堂筋を歩いているとFree Café の看板が出ていた。
僕は、日本でこのFree (フリー)と言う言葉によく落胆させられている。
実際、「ただ」ではなく、お金を払って、
乗り放題とか飲み放題とか言う意味で使われている。
それでも、Free を見るとハッとする。
ところが、ここは本当に、Free Cafe があり、ましてはFree Okaki もある。
超一等地でこういったサービスをしている。
なぜそんなことをしているのかと考える暇なく、Okaki を食べ始めた。
外から丸見えの店内、OLがほとんどで満席。
僕のように疑心暗鬼な様子で店に入って来る人も多い。
それでも、恐る恐るFree Okaki のカウンターに行ってみる。
たくさんの種類の割れおかきがあるが、
「それぞれ一種類につき1枚ずつ。非常識な人には、
肩をポンとたたいてニッコリ笑ってあげてね」
と、放送が流れている。
僕はもちろん1種類1枚ずつ上品に取っていたが、
ふと見ると、一緒にいた食い意地のはったスタッフが
山のようにおかきをお皿に取っていたので、
肩をポン、とたたき、ニッコリと笑ってあげた。
しかしながら、席に座って周りを見てみると
「これは、ただダー」と思って、みんなお皿山盛りのオカキを入れている。
僕も上品ぶらずに山盛り取ればよかったと、
後悔の荒波に飲み込まれた。
Okaki のお代わりは駄目だが、飲物はお代わりできる。
店内では、オカキを買えるようになっている。
僕は気が弱いので、売上げに協力した。
それでも、他の人たちは食べて、飲んだ後も、ペチャクチャ喋って帰らない。
さすが、大阪人、ただでも遠慮はしない。
大阪だから、こんなに混むのかな?
東京だったら、どうやろう。と考えてしまう。
播磨屋さん、東京ではFree Okakiやらないんですか?