”Is that seat taken?"「その席空いていますか?」
”I save it for you!"「あなたのために取っておいていたんだよ!」
こんな会話から始まった。
12~3年前のシアトルマリナーズ(イチローがいる)の球場で開催された
Promise Keepers(約束を守る男の会)、男性のクリスチャンの集会。
全米に大旋風を起こした。
各地の野球場を借りての2日間のイベントで、
男性のクリスチャンなら誰でもが参加したいイベントだった。
1つの球場に5~6万人の男性が集まり、
神を褒め称える壮絶なイベントである。
僕は、その日に日本からアメリカに着いたので、
少し送れて球場に行くと超満員で、座る所さえもない。
ライトスタンドからレフトスタンドに行っても、
見づらい場所ですら座る所がない。
無理だと思ったが、ダメもとで一番見えやすい真ん中に行き、席を探す事にした。
なんと、球場の中でも一番このイベントに見えやすい場所に席が空いているようだった。
それが、Rayとの初めての出会いだった。
Ray 本名 Dr.Raymond Amold 彼はドクター博士号を持っている。
5万人以上の男たちが力を込めて賛美歌を歌っていると、
急にRayはその賛美歌を日本語で迫力ある声で歌うのである。
Who is this man? 「一体この人何者?」
1953年シアトル港から貨物船に乗り、家族
(妻と3人の子供、2歳半、1歳半、生まれたての赤ちゃん)
と日本に発った。
彼の仕事は、日本で聖書大学を設立する事であった。
その年に、聖書大学を千葉に設立した。
1963年まで10年間、貧しかった日本人にキリスト教を献身的に伝道し、
多くの日本人をキリスト教に導いた。
そのPromiss Keeper の集会以来、彼は僕のMentor(友人 兼 相談相手)になってくれ、
多くの相談に乗ってくれる。
ちなみに彼は84歳。奥さん(Betty)は85歳になった。
Ray は Faith Seminary(神学校、大学生と大学院生)で教鞭をとっている。
Betty は教会の Sunday School で、女性向けの聖書クラスを持っている。
二人は、高齢者住宅で仲良く(お互いの意見の違いを交わしながら)住んでいる。