江戸の知り合いから、野菜がウマイおでん屋があると言われた。
「野菜のおでん。トマトもブロッコリーもある」
ブロッコリーは好きだけど、おでんのブロッコリー?
へーっ?どうひいきに考えても美味そうではない。
その江戸っ子は、なかなかこだわりのある方で、
話も面白いし、説明も詳細で分かりやすいので、信用する事にした。
野菜が大好物の僕だから、行く事に決めた。
みんな、野菜のおでんなんか行かないでしょう。
2階に店があり、階段は薄暗く急で、天井も低い。
店の中は昔風でアンティークの雰囲気がある。
(再現したのではなく、本当の昔風なのである)
写真が暗くてごめんね。
この時カウンターになっていて、亭主がおでんをサーブする。
ここは東京の都心部から少し離れた王子駅のそばにある。
おでん?何を食べていいのかも分からない。
江戸の人(なじみ客)と同じものを頼もうとしたが、
自分の好きなものを言えという。
えー。分からんわ。
とりあえず、関西のおでんにないものを注文してみた。
●ちくわぶ(これは”麩”のちくわである)歯ごたえは麩で、形はちくわである
●はんぺん(卵黄が混ざっている)だしに浮かぶほど軽い
●アスパラ
●トマト
●たまねぎ
●その他には関西にもあるおでんを食べた
関西で食べるおでんより、ずーっと薄口であった。
カルチャーショック!
関東のは色も濃く、味も濃い
(こういう風に決め付ける事を、英語ではstereotype.これはよくないね)
トマトがだしの入った皿に入って出てきた。
トマトをつぶして、トマトとだしを一緒に食べる。
これはユニークであった。
アメリカにあるシチューTomatoのようだ。
材料が良いのか、たまねぎも甘かった。
だしが薄味で美味しい。
こだわりの多い亭主で、酒(日本酒)のエキスパートらしい。
僕はウーロン茶だけどね。
これは良い経験をしました。
P.S 店は暗いし、携帯のフラッシュ機能が分からなくて
写真は全部暗いです。スミマセン。