大阪人(関西人)に、もんじゃ焼きを食べたいかと聞くと、

まあ全員が嫌な顔をするのは間違いないね。

大阪にはお好み焼きがあるんですよ。

誰がもんじゃ焼きを食べますか。ねぇ。


知り合いの江戸っ子が、僕にもんじゃ焼きを食べた事があるかと聞いてきたので、

みんなと同じように嫌な顔をしながら

「一度あります」と答えてしまった。

そうすると、僕の嫌そうな顔を見て、その方、闘志が湧いたのか

どうしても彼が作るもんじゃ焼きを食べさせたいと、僕を口説くのです。

あまりにも自信満々なので、まあ、一度行ってもいいかと思い、嫌々行く事にした。


そこは荒川区。まだ東京で唯一の路面電車が走っている。

どちらかというと庶民的な所。


まずは鉄板焼きを食べながら、江戸っ子からもんじゃ焼きについて

詳しい、長い説明を受ける。

「ヘェー。面白いですね」

それから、食べ方も学ぶ。(これが結構難しい)


色んな鉄板焼きを食べると、注文した(何を注文したかさっぱり分からない)もんじゃ焼きが来た。


30分サーキットエクササイズ|J-Circuit|Jay Talking|J.アライ-もんじゃ焼き2

彼は器に入ったもんじゃ焼きに、なんと青のり、かつお、ソース、醤油、七味を

たくさんその器に入れて、まんべんなくかき混ぜていた。


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見た目はお好み焼きと同じ。

でもなんだか、メリケン粉に水が多く、ベチャベチャしている。

大阪でお好み焼きについて、こんなにこだわる人はあまり見たことがない。


ティースプーンくらいの小さなテコとお好み焼きのテコがあるが、

もんじゃを食べるには、小さなテコを使う。

そのテコの上に乗せて食べるのではなく、テコに付けて食べる。

もんじゃがテコに付くようになればできあがっている。


味付けをしたもんじゃを鉄板の上に広げる。


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お好み焼きのように、形をきちっとつけない。

敢えて、水気の多い所とキャベツの多い所を分ける。

水気の多い所が、カリッと、すぐ焼ける。


そこの部分を小さなテコで鉄板焼きをこするかのようにとって、

僕にテコに引っ付いたカリカリの所をくれた。


「ここが一番美味しい所です」

えーっ。これって、捨てる所と違うのん?と思いながら食べた。


つづく・・・。