久しぶりによくデートした街で待ち合わせをした。
よく、仕事終わりのこの時間で待ち合わせをしてご飯を食べた。
自然にデートのスタイルが変わり、付き合い方も変わった。けど、同じ相手と変わらない熱量で付き合っている。
昔の自分たちに会いにきたようで、付き合い出した頃に思いを馳せる。
「ねぇ、自分でする時も皮を剥いて触っちゃうの?」
囁く彼の指は、もうスカートの中にある。
片方の指は胸先にまわされ、強くつままれる。甘い痛みに声をあげる。
「すごい濡れてる。したかったの?」
したかったし、彼に会うことを楽しみにしていた。この気持ちの意味はイコールだろうか。
暗くしたはずの明かりが、いつの間にか煌々とあたりを照らし影を落とす。
「ねぇ、電気…」
「問題ないでしょ」
表情を見れないから、カウンターで隣同士じゃなく対面が好きなんだと、初めて会った時に言っていた。
私も知らない、彼しかみることのない顔を彼は知っている。私はどんな顔をして、彼に向き合っているのだろう?
彼が私の口から彼自身をはずし、後ろからはいってきた。いつもより少し、気持ちが慌ただしい。
舐めたりない。
会う時間が遅くいつもより時間が少ないせいか、時間が短く感じる。
以前は十分だと思っていたことが、今は物足りなく感じる。窓の外からみる景色は変わってないのに、積み重ねて私たちはここにいる。
後ろから突かれながら、彼の手が胸の膨らみをなぞる。指が隆起をつまみ、突かれながらつまみあげる。突かれるのとは別の声をあげる。
彼の指が脚の付け根に触れる。腰の動きに合わせるように添えられた指。
彼が触れる全てが、それぞれ異なる享楽を奏でる。どんなに保とうとしても、溺れてしまう。
鼓動に合わせて主張する部分は、皮を剥かれて触られ続けてまるでペニスのようだ。
彼と付き合ってからもうずっと、触られ続けて敏感に反応している。そのうちに、いやもうもしかしたらすでに大きくなっていて、いつかはペニスのようになってしまうのだろうか。
性別がどんどんなくなって、私が彼の中に挿入ることができたらいい。喘ぐ彼を突きながら、彼のものをしごきあげながら、同じ波にのまれてふたりでいってみたい。
彼の指が中で蠢く。意思を手放して彼の指を水滴で濡らす。