皆さんこんにちは。
「J-AC TOP40」2024年1月20日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。
初登場曲
今週の初登場曲は2曲でした（やはり、相当少なかったです）。
なお、初登場予想が的中した曲は2曲中1曲でした。
No.39
「最高速度」SHISHAMO
■1/10リリースの配信シングル
■「ボートレース だれもが躍動するスポーツ」CMソング
■2020年12月の「人間」以来3年1か月ぶりのエントリー
今週は有力曲の少ない穴場週でしたが、そんな週にエントリーをつかんだのは「かつての常連」SHISHAMOでした。最後のエントリーは2020年12月の「人間」。以降、アルバム特集やコメントゲストはありましたが、エントリーからは遠ざかっていました。今回、実に3年1か月ぶりのエントリーとなります。カムバックおめでとうございます。
「ボートレース だれもが躍動するスポーツ」CMソング。このCMシリーズ、TVerでドラマを見ているとよく出てくるので知っています。勢いのあるCMで、SHISHAMOの音楽はぴったりですよね！周囲ではなく「自分」を信じて突き進めというメッセージをアグレッシブなメロディに乗せた、疾走感溢れるロックナンバーとなっているとのことです。エントリーしていない間、ボーカルの宮崎さんが結婚されたという幸せなニュースもありましたが、彼女たちのサウンドは変わらないですね。ガールズロックバンドの一角としてまだまだ健在だなと思いました。
年明けは昨年リリースのアコースティックアルバムを引っ提げたツアーがスタートしています。3年以上ぶりのエントリーですが、チャートでどこまでの存在感を見せられるでしょうか。
No.31
「Sesame」Kroi
■1/17リリースのCDシングルより、1/10先行配信
■アニメ「ぶっちぎり？！」OPテーマ
■「Hyper」以来3か月ぶり、通算4曲目のエントリー
Kroiが今週1月17日にリリースしたメジャー2枚目となるシングル。アニメ「ぶっちぎり?!」のOPテーマに起用されています。Kroiの初登場は、2021年5月にスマッシュブレイクを獲得した「Balmy Life」でした。以降、番組に2回も出演した縁が実を結び、定期的にエントリーするようになりましたね。この曲は通算4曲目のエントリーです。積極的に番組に関わってくれる彼らの努力が実を結び、こうやってエントリーしてくれることを喜びたいと思います。
あらゆる音楽ジャンルを内包する彼ららしいミクスチャーなサウンドが映えるキラーチューン。シリアスなイントロから始まり、情熱的に吹きすさぶ砂嵐のようなサウンド展開がたまりません。CDシングルに選出されたということで彼らにとっても自信の1作でしょう。
通常ならエントリーのタイミングは来週ですが、先行配信もあり1週早く入ってきました。週間3回のオンエアに加え、リクエストも3名読まれていましたから、エントリーは極めて順当です。オンエアやリクエストが好調という事は、ラジオ局やリスナーに確実に支持を広げているという事であり、かなり心強いデータです。来週はCDのセールスポイントが加算されます。自己最高位（31位）の更新はほぼ確実とみて間違いないでしょう。かなり期待できる楽曲です。
圏外曲
先週38位「Carnival」MAZZEL
IN【12】TOP10【1】HIGH【9】244P(233+11)
MAZZELが10月18日にリリースした2枚目のシングル。J-ACでは通算3曲目のエントリーでした。CDセールスが反映され、10月28日に16位と高い位置で初登場。翌週は9位でトップ10入りし、デビュー曲の「Vivid」以来となるトップ10入りを決めました。3週目は11位に下落してしまい、トップ10は1週に終わりましたが、これは非常に価値の高いトップ10入りでした。なぜなら、スマッシュブレイクに起用され、大量のオンエアが加算されていた「Vivid」と異なり、この曲はほぼCDセールスの一本でトップ10入りしたからです。これは、MAZZELの強さを印象付ける出来事で、この強さを見るに、今後もトップ10の常連になっていくのではないかと思いますね。
トップ10落ち後は、10位台に4週とどまり、22位を2週連続でキープするなど健闘。年をまたぎ、先週まで12週にわたるエントリーになりました。これは、「Vivid」の11週を上回り、ロングエントリーまであと1週に肉薄する好記録です。2ndシングルとしては理想的な伸ばし方で、今後のさらなる飛躍が楽しみでありません。BE:FIRSTともども、チャートを盛り上げる存在となってくれそうです。
先週37位「生きていけ」プッシュプルポッド
IN【5】TOP10【0】HIGH【27】38P(20+18)
先月12月のスマッシュブレイク。初登場は12月3週目の16日で、38位という位置でした。平均的な初登場の立ち位置だと思います。順調に上昇し、年間チャートの裏、12月最終週には30位を記録。年明けはさらに上げ、4週目に27位を記録していました。しかし、スマッシュブレイクの宿命で、年明けはオンエアが激減。先週登場した1月のスマッシュブレイク2曲に押し出される形で急落し、トータルは先週までの5週となりました。
トータルは5週で、ポイントは40ポイント弱。昨年10月のMidnight Grand Orchestra、11月のMaverick Momよりは少し下げましたが、これは1月のスマッシュブレイクが2曲あったという事情もあり、仕方ないでしょう。スマッシュブレイクはこれで3か月連続で20位台に到達し、なかなか好調な流れが続いています。今月の2曲はどうなるかに注目です（今のところ、歴代最強レベルで好調なんですよね
）。