「J-AC TOP40」2024年1月13日付けチャートを振り返ります。

 

 

26~40位

 

 

 新年も本格的にスタートということで、チャートが大きく動きました。このブロックだけで5曲も初登場です。スマッシュブレイクのNAQT VANE、ammo、それにヨルシカ、Creepy Nuts、[Alexandros]が入ってきています。

初登場曲の紹介はこちらから

 

 注目曲です。30位にはPEOPLE1の「ハートブレイク・ダンスミュージック」。先週37位で初登場した、記念すべき今年最初の初登場曲ですね。今週はアルバムのリリース週で、7ランクも伸ばしてきました。残念ながらアルバム特集はキタニタツヤさんに譲りましたが、これはかなり期待できるのではないでしょうか。来週以降も楽しみです。

 

 

 

 ダウン曲を見ていきます。今月のスマッシュブレイクが2曲ともエントリーした一方で、先月12月のプッシュプルポッドは10ランクの大ダウン(27→37位)。オンエアをごっそり吸われてしまいましたから、これは仕方ありません。

 

 ロングエントリー勢はおおむね堅調。最長エントリーである星野源さんの「生命体」はしっかりと2ランクダウンにとどめ21週目。昨年の年間組である髭男の「日常」、羊文学の「more than words」もそれぞれ2ランクダウンにとどめています。ともに20位台が長く、まだまだ頑張れそうな雰囲気です。

 

 

11~25位

 

 

 先週初登場の2曲が大きくランクアップ!上矢印31位初登場のEve「逃避行」は7ランク上げて24位。32位のSUPER BEAVER「値千金」は、まさに値千金の12ランクジャンプアップでトップ20入りとなりました。

 

 

 

 

 配信勢いは、Eveは先週から+40万回、SUPER BEAVERは約21万回です。配信ではEveが上回っていますが、トータルではSUPER BEAVERが上回ったようですね。いずれにせよ、2曲が今後どこまで上げていくのかに注目です。

 

 トップ10争いです。私がトップ10に予想したYOASOBIの「HEART BEAT」は大滑りの16位でしたガーン。「勇者」「Biri Biri」が踏ん張っているからでしょうか、あるいはアニメ主題歌ではなく、いつもより再生数が控えめだからでしょうか。思わぬ躓きとなりましたが、巻き返しのトップ10入りを目指します。そして、BUMPの「Sleeping Walking Orchestra」はさらに下げ15位。こちらは2週連続のダウンでちょっと心配です。

 

 そんな中、トップ10落ちは2曲。16週にわたりトップ10入り、昨年の年間チャートで11位を記録したKing Gnuの「SPECIALZ」と、朝ドラ「ブギウギ」主題歌、最高7位でトップ10内6週と堅調だった「ハッピー☆ブギ」がトップ10落ちとなりました。

 

 では、ここからはいよいよトップ10の発表です。

 

THIS WEEK'S TOP10

 

 まずはトップ10入りの楽曲から。今週のトップ10入りは2曲でした。

 

 

No.7

 

 

 

「君の居場所(Have a Good Time Here)」竹内まりや

■20→13→7位(3週目)

■「いのちの歌」以来4年ぶり、3曲連続3曲目のトップ10(15'-)

 

 ネットフリックスの「ポケモンコンシェルジュ」のテーマソングに起用されている竹内まりやさんの最新曲。通算45枚目となるシングルです。初週6,500枚のセールスを獲得し、12月30日に20位と高い位置で初登場。13位、位と順当に上げ、3週目でのトップ10入りを決めました。トップ10入りは2020年の1月に1位も獲得した「いのちの歌」以来ぴったり4年ぶりです。

 

 まりやさんの過去の成績を振り返ると、2020年の「いのちの歌」、その前年、2019年の「旅のつづき」はいずれもトップ10内に5週、年間40位台という成績でした(惜しい!)。前に2曲は非常に成績が似ていますが、今回はもうひと越え、それすなわち年間入りとなるかに注目です。

 

 

No.4

 

 

 

「光の跡」星野源

■39→20→4位(3週目)

■「生命体」以来4か月ぶり、15曲連続15曲目のトップ10(15'-)

 

 いやあ、ものすごい上昇です!『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』ED主題歌に起用されている星野源さんの最新シングル。12月27日に「生命体」との両A面シングルとしてリリースされると、初週5万枚と今の時代では破格のセールスを稼ぎました。それに加え、α-stationでは2週で15回という大量のオンエアを稼ぎ、さらに今日は大量のリクエストも読まれていました。初登場39位から2週で35ランクという目を見開くような上昇ですが、これらの指標を見れば急上昇にも頷いていただけるでしょう。これはもう、はっきり次の1位候補ですまじかるクラウン

 

 星野さんのトップ10入りは、現在も中位で頑張っている「生命体」以来4か月ぶり。2015年以降の連続トップ10入りは15曲となり、今作でも悠々と継続です。次は2021年の「不思議」5作ぶりとなる1位を目指します(ほぼ確実だと思います!)

 

 

 では、トップ10全体を振り返ります。

 

 

 2位はOfficial髭男dismの「SOULSOUP」。順調に上げていますが、今週は一歩及ばずの2位でした。そして、4連覇中だった緑黄色社会の「花になって」は3位にダウン。「年またぎの1位」の大役を果たし、ほっと一安心したのか2ランクダウンとなってしまいました。

 

 クリスマスシーズンが過ぎたことを理由に私がトップ10落ちと予想した「Kissin' Christmas」は、セールスが堅調だったようでトップ5をキープ(桑田さん、ユーミンさん、申し訳ありませんでした!!)。どうやら、今年もエントリーを伸ばしていきそうです。

 

 残留組では、藤井風さん、aikoさんは堅調。先週トップ10入りしたザ・クロマニヨンズの「あいのロックンロール」は残留が精いっぱいの10位で、ちょっと伸び悩みました。暴落は福山雅治さんの「想望」。9位まで下げてしまい、トップ5どころか、トップ10残留が怪しくなってきました。

 

 トップ10予想の結果星

 △△△△×△△△△△ 45点

 

 なんやこれ笑

 

 新年2回目にして、早くもひどすぎる結果となりました。しかし、「旅の恥は搔き捨て」とは言いますからね。チャート予想の恥もじゃんじゃん搔き捨てていきますよ!グラサン

 

THIS WEEK'S NO.1

 

 

 

 

まじかるクラウン「あのね」あいみょん(v1、8週目)まじかるクラウン

 

 1位を獲得したのはあいみょんの「あのね」。12月6日にリリースされた15枚目のシングルで、映画「窓ぎわのトットちゃん」主題歌。あいみょん史上最長という7分近くの大作です。

 

 11月25日に23位で初登場。20位、13位と上げ、4週目に5位でトップ5入り。翌週は2位でしたが、緑黄色社会の「花になって」に阻まれ、3週連続の2位に甘んじていました。いつもよりだいぶ手を焼いた印象ですが、エントリー8週目の今週、ついに1位に到達しています。

 

 あいみょんの1位獲得は、昨年の年間1位曲「愛の花」(v1+1)以来2作ぶり。2018年の「マリーゴールド」から始まり、これで通算9曲目の1位獲得となります。今週は緑黄色社会、髭男も強力でしたが、あいみょんがCDシングルでしっかり意地を見せてくれましたね。1位獲得、おめでとうございます!

 

 

See You Next O.A.

 以上、2024年1月13日付けチャートの振り返りでした。

 今日は全国的に雪が降り、冷え込みの強い週末となっています。皆様、温かくしてお過ごしくださいね。

 それでは、次回は1月20日付けチャートでお会いいたしましょうバイバイ