今日は、かなり専門的なお話。
この問題に直面していない人には、
何らの興味もわかない話題だと思いますが、
実際、この点のご相談も年間数件はあるので、
少しは需要があると思います。
交通事故で傷害を負った場合、
加害者の保険会社が基本的に対応します。
しかし、被害者の過失が相当程度ある場合や、
傷害内容に争いがあるなどの事情で、
加害者の保険会社が賠償をしないという
ひどい対応をしてくる場合があります。
その場合、
自分の保険会社に連絡して、
人身傷害保険を活用するのが大切になります。
この人身傷害保険は、
被害者の過失にかかわりなく、
治療費や休業損害などの損害を補填してくれる保険です。
また、自分の加入している保険会社なので、
加害者の保険会社よりも、
親身になって対応してもらえるのが通常です。
私への相談で、
加害者の保険会社がひどい対応だという場合、
ご自身の人身傷害保険を活用してくださいという
アドバイスで、
当面の問題が解決した事例もたくさんあります。
そういうわけで、
人身傷害保険を活用するというのも、
交通事故被害者にとって大きなポイントであり、
今回この記事を書いた趣旨の一つ目です。
これだけでずいぶんの分量になってしまったので、
本日は、この辺で筆をおいて、
後日、続きをお話します。