先日『一定数』というお話を書きましたが…。
『保護犬猫の譲渡事業』においても、その『一定数』の人が紛れ込んでしまうことがボランティアの警戒心を強めて、悩みの種でもあります
『ペットの里親募集サイト』はとても多く、それだけペットを捨てたり、手放したりして、終生飼養できない人がいるということは悲しい現実です
『里親募集の審査が厳しくて譲渡してもらえない』という話はよく耳にします
審査基準がどんどん厳しくなってしまうのも『一定数』の人が原因だと言わざるを得ないでしょう
本当は、可愛がってくれる人にならどなたにだってお渡ししたいのですよ
それが、なぜ厳しい条件を出すようになってしまったのか…。
保護した犬猫が二度と悲しい思いをしなくて済むように、また、望まれない命の繁殖を防ぐために、保護譲渡をするボランティアは『飼育環境確認』や🏠『不妊去勢手術の徹底』🏥に力を注ぐわけです。
譲渡の際にアンケートなどで詳しく飼育環境やお留守番の時間を書かなければならないのは面倒だと思います。
賃貸物件にお住まいの場合は『賃貸契約書のペット飼育可能』と明記された契約書のコピーを提出しなければならないこともあるでしょう。
その他にも『免許証や保険証』のコピー提出は必須条件に入っているのも珍しくありません。
不妊去勢手術可能な月齢に達していない犬猫の譲渡に際しては『譲渡後半年から1年以内に手術を受けさせる』ことを条件にしているところがほとんどだと思います。
不妊去勢手術をしなければ、また望まれない命が生まれる可能性があり、保護譲渡関係のボランティアは何のために活動しているのかわからなくなります。
様々なニュースや番組で『保護犬、保護猫ブーム』と言われるほど、多くの人が関心を寄せて、不幸な命を救いたいと考えているのですが…。
『ある一定数』の新たな飼い主になった人の『譲渡誓約書』に書かれているお約束を守って頂けなかった事例から、どんどん審査基準が厳しくなり、優しい飼い主様との出会いを待っている犬猫たちのチャンスを奪っているかもしれない…というジレンマ。
保護犬猫を飼ってくださるというお気持ちがあるのでしたら、各ボランティアがお願いしている『譲渡誓約書』のお約束を絶対に守ってください🙏
『大変な活動に頭が下がります』と言ってくださるのなら、譲渡したボランティアが安心できるように、写真や近況などのご報告を頂けたら、それ以上嬉しいことはないのです✨
何でも話せて信頼関係が成り立っている間柄でいたいのです💕
このところ、各地域のボランティアさんから保護、譲渡に関してのお悩み、解決策などのご相談が多いです
ボランティアは新たな飼い主さんを信じて託しています🙏
託した子たちが亡くなるまで、飼い主さんとボランティアの関係は続くとお考えください。