最大で貯金9にまで伸ばすなど、新庄政権はもちろんコロナ禍以降ではもっとも好調な戦いぶりを見せていた北海道日本ハムファイターズ。

 

5月30日には首位・ソフトバンクに3ゲーム差に迫るなど、1位浮上も視野に入っていました。しかし、野球はそれほど甘くはありません。6月は思わぬ苦戦を強いられました。

 

3・4月のファイターズ

5月のファイターズ

 

 

交流戦はDeNA、広島、ヤクルトとセ・リーグ勢に対して3カード連続負け越し。いずれも力負けしていたという印象です。特にDeNAの打線の圧力はなかなかのもの。上位から下位まで振り回してくるので、恐ろしささえ感じました。

 

中日戦には何とか勝ち越しましたが、巨人相手には1試合引き分けるのがやっと。結局、交流戦は7勝10敗1分で全体では9位、パ・リーグでは5番目というありさまでした。

 

6月はとにかく、投打ともに疲弊していたという印象があります。全体的に元気がなく、調子を落とす選手が続出。これも実質1年目の選手がメインで、若手ばかりのチームらしく経験のなさが響いた格好です。

 

攻撃陣は頑張っていましたが、攻守にチームを支えていた水野の故障リタイアは非常に痛かったですね。内野の守備も不安定な貴重なベテラン・伏見が一時二軍で再調整、という場面もありました。水谷の交流戦MVPが数少ない光明といった感じです。実際にハツラツとしたプレーを見せてくれました。

 

投手陣では山﨑が1勝もできないなど先発陣が踏ん張り切れず。そのためリリーフ陣に負担がかかり、田中ジャスティスや河野ら勝ちパターンの投手が打ち込まれるケースも目立っていました。マーフィーやザバラが奮闘するも、投手陣崩壊寸前という印象がありましたね。

 

結果として最大8つあった貯金をすべて吐き出すという結果に。6月14日以降は1勝8敗3分と勝ち切れない試合が多く、見ているだけでもフラストレーションがたまっていきました。

 

首位・ソフトバンクとは14ゲーム差と遥か彼方に。それどころかAクラスにとどまれるのか。これからさらに暑くなり、疲れがたまりやすくなる夏場に向けて厳しいシーンも多いでしょうが、何とか再浮上を目指してもらいたいところです。

 

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