ラグビーリーグワンのD1/D2入れ替え戦は第2戦が行われ、これで来季のD1~D3のすべての陣容が決定しました。

 

 

○浦安D-Rocks(D2・1位)35-30花園近鉄ライナーズ(D1・12位)●

序盤は花園ペース。接点でも優位に立って前半を13-8で折り返します。後半も序盤からエリアを支配し一時は23-11と12点のリード。しかし後半の中盤からミスが出始め、ディフェンスにほころびが生じると一気に浦安ペース。3つのトライを重ねてついに逆転。2連勝と文句なしで来季からのD1昇格を決めました。

 

浦安はリザーブの選手もスキル、フィジカルともに強く、チームに勢いを与えていました。選手層の厚さを感じましたね。一方の花園は相変わらず後半にパフォーマンスが落ち、ミスで失点するという嫌な流れを覆せず。来季の再昇格に向けてリスタートとなります。

 

○豊田自動織機シャトルズ愛知(D2・2位)24-15三重ホンダヒート(D1・11位)●

D1昇格へは3トライ差をつけてBPを獲得し、なおかつ19点差以上離さなければならないという厳しい状況下に置かれたシャトルズが序盤から猛攻。連続で3トライを挙げるなど怒涛の勢いで逆転昇格へ向けてひたむきに攻めます。

 

しかし、圧倒的なアドバンテージを有するヒートは前後半に1トライずつを返し、逆に相手には1トライしか許さず。最後まで自陣で攻撃を受け続けるなど終始受け身で敗れはしたものの、勝ち点5-4でD1残留を決めています。シャトルズも昨年よりも強くなっており来季が楽しみです。

 

○リコーブラックラムズ東京(D1・10位)55-0NECグリーンロケッツ東葛(D2・3位)●

初戦で勝ち点5に加えて得点差19を記録するなど圧倒的に優位な状況で第2戦に臨んだブラックラムズでしたが、キックオフから勢いよくアタックして前半だけで5トライをマーク。後半も4トライを追加し、相手には得点を許さぬ圧勝によりD1残留を決定しています。

 

逆にグリーンロケッツは序盤にマシヴォウをシンビンで欠くなど躓き、点差を広げられるとさらに集中力を欠いたようなプレーが続き、惨敗を喫しています。規律にも問題があり、ほぼ試合にならない感じでした。残念です。

 

これでD-RocksがD1昇格、ブラックラムズとヒートがD1残留。ライナーズがD2降格、グリーンロケッツとシャトルズがD2残留となりました。前身のシャイニングアークスは上位を狙える力があったD-Rocksだけに、昇格最初のシーズンからの躍進に期待したいですね。

 

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