東京スカイツリータウン・ソラマチ内にある郵政博物館で、『郵政博物館誕生115年記念 錦絵-東京浪漫(ろまん)展』を鑑賞してきました。

 

 

郵政博物館誕生115年を記念した企画展で、華やかなりし、文明開化の東京を錦絵で懐古するというものです。同博物館の浮世絵コレクションが見られるとのことなので、足を運んできました。

 

行きは東武亀戸線を利用。この路線を使うのは初めてではないと思うのですが、前回はいつ乗ったかは覚えていません。

ソラマチも、郵政博物館自体も久しぶりです。常設展示もちょっとだけ見ましたが、前島密の人生みたいなものが割と大き目のスペースを取って紹介されていました。近代郵便制度には欠かせない人物ですから、まあ当然ですね。あと、メッセージシアターは東海道五十三次がテーマの映像になっていました。定期的に変更するのでしょうか?

 

企画展示ゾーン室は館の一番奥にあります。明治初期の東京を中心に、当時の建物や人々の賑わいをテーマとした作品や資料など、合わせて25点ほどが展示されていました。

 

その多くが、三代歌川広重の作品。風景画の巨匠の門人だけあって、当時の光景がリアルに描写されています。華やかでイキイキとしており、明治期の日本の空気みたいなものもしっかりと描かれているのもいいですね。

 

また、当時の世相がすぐに理解できる双六みたいなものも展示されていました。ただ、展示室が作品保存のために薄暗く、浮世絵と違って分かりにくかったのが惜しまれます。

 

中に入っても素通りしてしまう人が多いのか、それとも企画展示ゾーンがあることを知らないのか、ほぼ貸切状態で鑑賞することができました。数分おきにスタッフや警備員の方が見回りに来るのがちょっとあれでしたが。後期は10月26日から。

 

帰りは京成押上線を利用。押上線自体、滅多に乗らないのでなんとなく新鮮でした。

 


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