今回は9年前に東京オペラシティ アートギャラリーで開催された『池田満寿夫 知られざる全貌展』について。

 

 

展覧会についてはうっすらと記憶にあるのですが、東京オペラシティアートギャラリーに行っていたというのはすっかり忘れていました。どうやって足を運んだかもよく覚えていないんですよね。それでは、原文ママで以下に掲載いたします。

 

≪池田満寿夫 知られざる全貌展≫(2008年3月11日)

 

東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「池田満寿夫 知られざる全貌展」を見てきました。

 

絵画・版画・書・彫刻と様々な分野で才能を発揮したアーティストですが、タレントとしてテレビにもよく出ていたという印象があります。

 

どの作品も力強さがにじみ出ており、見ているうちに疲労がたまっていく感じでした。久しぶりの感覚でしたね。かつて、「ピカソ展」を見に行ったときにも感じたことがあります。

 

池田はピカソにもかなり強い影響を受けているみたいですが、彼の絵画を見ていると、実に様々な画家のスタイルを模倣していることが分かりました。

 

これも、“芸術”に対するあくなき追求心と、真摯な姿勢があったからこそのこと。感心させられましたね。予想以上にいいものを見せてもらったという満足感が残りました。

 

あと、彼の若い頃の写真もパネルで展示されていたのですが、才気、英気がみなぎっており、実に格好良かったですね。芸術家らしい芸術家、といった感じです。

 

また、同時に開催されていた「清らかなもの 舟越保武・長谷川潔を中心に」も鑑賞。こちらは打って変わって落ち着いた雰囲気でした。美しい裸婦像が印象に残っています。

 


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