苦土リーベック閃石曹長岩 | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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苦土リーベック閃石曹長岩

安倍川で珍しい石を拾ったので、久しぶりに鉱物の紹介をさせていただきます。
それが、こちらの「苦土リーベック閃石曹長岩」というやつ。
調べると、産出量という意味では翡翠よりも珍しいとのこと。
確かに、曹長岩はよく見かけますが、この手の曹長岩は初めてです。

形がボコボコとしていて、全体的に青味掛かっているのが特徴。
白っぽい部分にもシャトヤンシー効果(キャッツアイ効果)が見られるので、苦土リーベック閃石曹長岩で間違いないと思います。
この石自体の産出も珍しいのですが、糸魚川でしか見つかっていない新鉱物「青海石」「奴奈川石」が稀に共生しているようですね。

苦土リーベック閃石曹長岩

ということで、さっそく新鉱物が入っているか確認してみたところ、オレンジの部分は結構あるのですが、ルーペで確認しても私には単なる錆にしか見えません。(笑
川擦れしているので、結晶自体が擦れにより潰れてしまっているのか?
もしくは、電子顕微鏡で観ないと分からないのか・・・
単なる錆かもしれないし、可能性は無きにしも非ずといった感じではないしょうか?

苦土リーベック閃石曹長岩

それよりも気になるのが、上の写真の部分。
真ん中あたりが少しピンク掛かっているのが分かりますでしょうか?
ピンク色は、ちょっと気になりますね。
桃簾石が混じっているのか、それとも何か別の鉱物なのか、どうなのでしょう?

この石、大きさが25㎝×20㎝×17㎝の結構大き目。
翡翠のような重さではなく、大きさなりに重いという感じです。
翡翠よりも見つかり難いという部分では珍しいには珍しいのですが、鉱物的価値としては珍しいと言えども曹長岩ですからね。
天河石の時もそうだったのですが、こういう石は帰すかどうか本当に悩みます。

ただ、何でもかんでも取っておくと部屋中石だらけになってしまうので、どこかで線引きを付けないと!
私の場合は水石をやっている関係で、決めてとなるのはやはり見立てでしょうかね。
せっかく拾って来たので、しばらくは眺めてますが、どこかのタイミングで帰してしまうかもしれません。
安倍川は、糸魚川を縮図にしたような場所で、小規模ながらも翡翠はじめ色々な石が拾えます。



ダイヤモンド