2019年の7月26日は手術をした。
前日に身体に入れる予定だった医療器具?が全世界リコール、全回収、急遽色々変更で結果一番良い方に行けたという奇跡があり
(悪運強すぎ)
手術翌日は偶然、病院近くでお祭りがあり、馴染みの音楽仲間の野外ステージの音が病室で聴ける、という奇跡も起きた。
12年前の最初の手術の時は音楽活動を長くやめていたから
あの頃と違う、満たされた人生を送れている事を心底実感した
忘れられない夏の三日間。
ちなみに3月にも似たような忘れられない3日間があり、もしかしたら秋冬バージョンも今後出てくるかもなあ、なんて(笑)
手術前、検査に通う時の母の車の中で、音楽仲間のCDがいつもかかっていた
その中の1曲がいつも沁みていて、励みとなっていた。
翌年の夏、その人は帰らぬ人となってしまったとSNSで知る。
一年前の手術でバッチリな結果を叩き出し、10年続いた治療を卒業したのも同じ年の夏だった
何故だか夏は忘れられないことが増えていく
原爆、終戦の日
死ななくてもよかった人が死んでいく世界
思い出す事がたくさんある
死んでいい命なんかない
でも、犯罪者にだってそう思う、なんて言うと途端に叩かれたりしそうだなあ、と(笑)
まあ、こんな綺麗事を言えるのは平和で恵まれた環境に居るから、に過ぎないんだけどね
まあ綺麗事だって地雷になる事だらけだし、全ての価値観は大体は誰かにとっては敵なんだろう
長年色んな病気をしてきたおかげで、色々なものを見れたし、たくさん学んだ
病気してたくさん学んだからと言って、聖人君子になれるわけでもなく、むしろ変な現実ばかり見る事が多くて悪魔か大魔王?かもなあなんて思ったりもする(笑)
でも、今の自分の考え方は嫌いじゃない。
今、この人生で良かったと間違いなく思ってるし。
今日も生きてるし
死ぬまで生きていく
人生とは、死ぬまでの間を生きるだけもので
それは誰もがみんな一緒で、そこに優劣なんかないのだ。
世の中が嫌になって死んでいった人も、きっと気付かぬとこで誰かを助けていたんだろうなあ
あの日、病室や車の中で聴いた音楽みたいに。
今年も無事に夏を迎えた。
まだまだ、健康で平和です。