今年の読書ベスト10 | 生涯、キリギリス 〜チャーモの部屋〜

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ミュージシャン(他色々)チャーモのブログです。

どうもですヽ(・∀・)ノ

 

 

 

今回は読書ネタです📚

本がとても好きなのです。

 

 

 

音楽仲間に誘われた読書コミュニティで、読んではレビューを投稿したり、他のメンバーの方のレビューを読んで色々討論してみたり「私も読む!」と、読んでみたりと、そういったサークル活動のおかげで楽しい読書ライフも送っているのです

(・∀・)📖

 

 

 

 

 

と!いうわけで

 

 

今年も終わりに近づいているのでコミュニティ内では

「今年のベスト10」

の選考と投稿がちらほら始まってきているのですが、せっかくなのでブログに書いてみようと思いますヽ(・∀・)ノ

 

 

 

 

 

何冊読んだかはちょっとハッキリしないのですが、2019年頭から読書アプリで記録し始めてこないだ300冊になったので、大体100冊くらいかな?と。多分。

(漫画とレシピ本は除く)

(100冊すべて頭に入ってるわけではない)

(むしろどんどん忘れてゆく)

 

 

 

 

では、今年のベスト10です。

 

 

 

今年のテーマは「悪」ですね、コレ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

『つみびと』 山田詠美

 

「悪の教科書」って感じがした。

この一冊から悪の裏側や、何故悪が模倣されるのか、などが色々学べた感じがします。

あらすじを読んだだけでは誰がつみびとか分からない、誰が一番の被害者なのかも分からない、と私は感じたけれどきっと人それぞれだろうからいろんな人の感想が聞いてみたいです。

 

 

 

 

『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』

辻村深月

 

約束の時間に向けて出かける前に残り数ページを読み切ったところ、めちゃくちゃ泣いてしまい泣きやめずになかなか出かけられなかった(笑)

母と娘がテーマだけど、母娘というのは闇も愛も両方あるのだなと。

しかし、愛のせいでやり切れない悲しみが爆発した感じだなコレは。

 

 

 

『血も涙もある』 山田詠美

 

またまた詠美先生です。好きなんです、ハイ。

世間一般からはゴミクズのように叩かれそう(笑)な三角関係をそれぞれの視点から描いてるけど、これまた読んでみると誰が悪いんだろなって感じ。

ラストの、登場人物の友人の言葉がさりげなくも刺さった。

 

そうなんだよ。

終わりを迎えたものはダメだったわけではなく方向が変わっただけなんだよな、と。

 

 

 

 

『コロナ禍貧困の記録』雨宮処凛

 

貧困の実態って、結局のところ自分が貧困に見舞われないと分からないと思う。

貧困が原因で亡くなる人(自殺も含む)の話なんかよっぽどじゃないと騒がれないし。

それこそ餓死、とか。

知ることって大事だなと思った。

マスコミの話や印象操作の力って大きいなと気づいた一冊でもある。

 

 

 

 

『護られなかった者たちへ』 中山七里

 

映画も観たけど原作見ないと、といった感じ。

「コロナ禍貧困の記録」から日本の貧困や生活保護の現実に関する本をいくつか読んだ後にこちらを読んだら、フィクションでありながら現実にあるだろうな、といった感じ。

(もちろん、色々思うこともあるけど)

 

この世界を知らずにいる自分はただただ恵まれているけど、明日は我が身とも思う。

 

 

 

『ブルース』 桜木紫乃 

 

漫画を先に読んでいて話は知っていたけど、原作も良いなと思った。

まさに「ブルース」といった哀愁がある。

残された女心にもブルースが残る、そんな感じ。

 

寂しい。好き。

 

 

 

『悪者図鑑 ーなぜ「悪者」はいなくならないのか』トキワエイスケ

 

「つみびと」は小説から悪を学べる国語や道徳だとしたら、きちんと悪を学べるコチラは社会や生物の教科書といった感じか(悪の勉強笑)

何故悪が生まれるか、何故悪はなくならないのか、何が悪を生んでいるのか。

身近なものからワールドワイドなものまでイラスト付きで分かりやすく書かれてます。

 

なんというか、教科書として良い感じ。

色々読んで勉強した悪の総まとめというか。

 

 

 

『禍いの科学 正義が愚行に変わるとき』

ポールAオフィット

 

アヘン、マーガリン、ロボトミー手術、などなど出た当時は画期的と言われた物がゆくゆく大きな被害を出した7つの例をそれぞれ科学的、歴史的な視点で解説。

逆に廃止にしてしまったばかりに救える命が救えなくなってしまった例もあり。

知識を得て自分の頭で考えなくてはな、と思い知らされる反面、違うと知りつつ大きな流れにどうやって逆らえば良いのだろう、などと考えてしまうような読後感だった…

 

 

 

 

 

 

『恋愛依存症 失われた愛情と心の傷を癒す』

伊東明

 

わかりやすく言うと「ダメ男に引っかかって酷い目にあっても別れられない女性」の心理をさまざまな例を元に紐解く内容、みたいなやつ。

こういっちゃなんですが、めちゃくちゃ面白い!(笑)

なるほどーー!!

怖えーーーー!!

みたいな(他人事だから楽しめる笑)

やっぱりね、幸せになれない、幸せを感じられない時はそれにきちんと向き合わないとダメだよなと。

恋愛も勉強が必要だなと思った。

そして、恋愛を極めたら多分全ての人間関係に応用効くから恋愛を学ぶのは良いと思う。

コレともう一冊「愛しすぎる女たち」って本も似たテーマで面白い。(こちらは作者が海外の人)

他人事は勉強になる(笑)

 

 

 

 

 

 

『沙林』帚木 蓬生

 

日本中を震撼させたオウム真理教の一連の事件が物凄い熱量でまとめられている一冊。

私が高校卒業後すぐに起きた事件で、阪神大震災からも3か月ほどしか経っておらず、大混乱だった時期で今でもよく覚えている。

改めて見ると本当に恐ろしい事件であり、あり得ない事だらけだった。

あまりに未曾有の事件で当時は法が追いつかないほどの大混乱。

 

しかし医療体制は凄かったんだなと思った。

あれだけ沢山の被害者が出た中、本当はもっと犠牲者が出てもおかしくなかったようだ。

 

そして、「洗脳」というものは実に身近なものなんだな、と考えさせられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんというか、悪に偏ってますね笑

 

 

多分、そういう一年だったんです。

 

 

コロナの実態がよく分からず右往左往していた2020年。

 

 

一年過ぎて、見えてくるものもあり、自分がいかに何も見えていないかを知り。

 

 

なんでも物事の裏側を知ろうという気持ちが働いたようです。

 

 

 

でも、こんなのばかり読んでたらちょっと荒んでくるので、来年はもうちょい心が温かくなるようなものを読みたいです(笑)

 

 

 

しかし、戻れるのだろうか…?

 

 

光の世界へ… ←?

 

 

 

 

 

 

と、いうわけで今年のベストでしたヽ(悪・∀・)ノ

 

 

 

 

 

ちなみに次点はこのあたり。

 

 

「新版 焼かれる前に語れ 日本人の死因の不都合な真実」岩瀬太郎 柳原美佳

「阪急電車」有川浩

「身体にやさしいインド」伊藤武

「童貞としての宮沢賢治」押野武志

「革命のファンファーレ」西野亮廣

「黒魔術が潜む国 ミャンマー政治の舞台裏」春日孝之

「ある男」平野啓一郎

「神様のカルテ」(シリーズ)夏川草介

「タロットの秘密」鏡リュウジ

「かがみの弧城」辻村深月

 

 

 

 

 

 

 

 

来年も良い本との出会いに期待します✨