【読書感想文】幡野広志さん | 生涯、キリギリス 〜チャーモの部屋〜

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ミュージシャン(他色々)チャーモのブログです。


最近は読書のペースがかなりゆっくりめ。




と、いうのも良い本に出会ってじっくり噛み締めて読んだり、何度も読み直したり、という感じで遅くなっている。


本当はそれが良いかも(笑)






Twitterでたまたま悩み相談のツイートが回ってきて、何気なく読んでみたらその内容にいたく感銘を受けて、それ以来フォローして投稿をチェックしているカメラマンの『幡野広志』さん。






出されている本、3冊読みました。




『ぼくが子どものころ、ほしかった親になる』


『なんで僕に聞くんだろう。』


『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』




(この順番で読みました)








多発性骨髄腫で余命宣告をされている幡野さんは私より6つ若い。




けど、ツイートや本を読み進めるうち、私の中ではもう人生の大先輩のように尊敬する存在になっているというか。







『背中を押してくれる』という感想がたくさん出ているけど、それだけではなく、本当に沢山のことに気づかされて、最後に読んだ『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』を読み終わった時にはしばらく放心状態になってしまった程だ。





背筋が伸びる内容でもあり、自分の中で正しいと思ってたことが実は全然そんな事はなかった、と気づいて恥ずかしくなってしまう事もあり。 





そして、きっと何十年もずっと抱えて苦しんでいた部分をわかってくれる人がようやくあらわれた、というような部分もあり、大泣きしたくなる感じもあった。







あとは、がん患者としての立場で語ってる事は、本当に世の中の人たちに知ってもらいたい事ばかりだったな。



耳が痛い話もいっぱい出てくるはず。がんを経験してる私ですら痛かった(笑)







「自分がが子どものころに、ほしかった大人を目指す」




という生き方。




これだなあ、と思った。









最後に読んだ『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』




『選ぶ』




と言うことを根底から見直すことのできる内容。




選べているようで全然選べていないんだなあ




自分の人生を生きてるようで、全然それが出来ていない、出来づらい世の中なんだよな、と気づく。







あとは最近、私が一番信頼している友人に言われたことと同じような事が書かれていた事もあり、「ああ、やっぱあの人の言ってた事って間違いじゃなかったんだ」と嬉しくなる瞬間もあった。


(割と過激な考え方でもあるんでw)








幡野さんの言葉でどれだけ感銘を受けたか、と、伝えたい事はたくさんあるんだけど言葉にするのがすごく難しい。



ほんとうにうまく言うことができない






ので、是非読んでもらいたい!!





といっても、私と同じ気持ちにならない人も多いだろうと言う事は分かっているので誰にでも勧めたい感じではないな。




と、思ってしまうのは、その内容によるものだろう。




人はみんな同じではない。




と、いうのも幡野さんの本を読んで身に染みた事なんでオススメはしません(笑)




どんな言葉が響くかも人それぞれ。









とにかく本当に良い本に出会えた。



胸がいっぱいになった。






うまくまとまらないけど、とにかく何か記しておきたいと思ったくらい自分にとってずっと心に残っていくであろうものであったと思います。



永久保存版として何回も読むと思う。







ありがとうございました。



ご家族と良い時間が過ごせますように。