胸熱なインタビューでした | 生涯、キリギリス 〜チャーモの部屋〜

生涯、キリギリス 〜チャーモの部屋〜

ミュージシャン(他色々)チャーモのブログです。

私が尊敬するギタリストトップ3の中の1人、DIMENSIONの増崎孝司さんの本を結構前に買ってたんだけど、今更ながらインタビュー記事をじっくり読んでます。




で、今感動のあまり胸が熱くなっております(笑)






DIMENSIONを知ったきっかけは栗林誠一郎さんというアーティスト。



栗林さんはZARDやWANDS、90年代のビーイング系アーティストに曲を提供して織田哲郎氏と並ぶのではないかと思うほどの影のヒットメーカーです。



A面が織田哲郎、B面は栗林誠一郎、みたいなパターンは多かったかな。
(ウィキペディア見たら提供した楽曲色々見れます笑)





栗林誠一郎さんは私が高校の時に初めて聴いて、衝撃を受けてどハマりしたアーティストで、自分の音楽には甚大な影響を与えたミュージシャンです。

影響を「1番」受けた人ですね。
これはもう間違いなく。






その栗林さんのバックバンドがDIMENSIONだったんですね。



DIMENSIONのメンバーはビーイング系のミュージシャンのレコーディングに参加してるスタジオミュージシャンとして名前は認識していたんだけど、栗林さんのライブに初めて行った時に初めて増崎さんのプレイを生で聴き、泣くほど感動しまして。



実際この日のライブは本当に泣きました(笑)

そして、この日をきっかけに私はDIMENSIONにハマり、ジャズフュージョンの世界にどっぷりと浸かる事になり、今のギタープレイのスタイルも間違いなくこの頃形成された物だったりします。




今でもkleioや自分の音源のギターアレンジに行き詰まったら栗林誠一郎を聴くと大体解決する、みたいな立ち位置です。



増崎さんの栗林作品の中で弾くギターは、歌物のギターとしては本当に秀逸。


歌や楽曲を最大限に引き立てながらもちゃんとギターのフレーズまで耳に残るような、そんなギタープレイ。



ああ、この作品にはこのフレーズ以外はあり得ないんだな、違うギタリストじゃこのフレーズは越えられないな、と思わせるくらいの完璧なアレンジ。




と、この辺りを私が語り始めると10日分じゃ収まらないくらいブログを書かなきゃいけなくなるんでこの辺にしときますが(笑)






さっき、そのインタビュー記事を見ていたら、栗林さんの事が書いてあってね。




その記事を見ると、2人の信頼関係の厚さが伺える内容で。



増崎さんはスタジオミュージシャンなので本当に多くのアーティストのギターを弾いて来た人だけど、栗林さんの作品でギターを弾くのは別格だった、と。



プロの世界、しかもトップレベルのミュージシャンなのでシビアな仕事現場のイメージが強かったんだけど。




その2人の関係はインタビューを見てると、お互いを理解し信頼し、自分を偽らずにプレイが出来て、素直に出てきた音を「カッコいいね」と言ってくれる、何も言わなくても自分達の憧れの音に近づけていける



って、最高すぎやしないか…( ゜Д゜)




見ていてとても嬉しくなった


あの完璧なサウンドはミュージシャン同士の技量だけではなく、圧倒的な信頼関係から生まれていた物だったんだな、と。



技術とは違って、信頼という目に見えない耳に聴こえない物が音に多大な影響を与えてるんだな、と確信した。




何が嬉しいって、今まで自分が大好きで聴いてきた作品が、自分がトップレベルで尊敬するミュージシャン達のそんな信頼関係で愛情を持って作り上げてきた作品だったと知れたのが本当に嬉しい。



メンバー実は仲悪かった、とかでガッカリするパターン多いじゃないですか(笑)




むしろ予想以上に仲良かった、という事に喜んでます(笑)



栗林さんは最後にアルバム出してからもう20年くらいになるのかな。


今音楽をやってるのかどうかも分からないくらいなんだけど




今になってこの記事を読んで、20年越しでいろんな事が腑に落ちてます。



やっぱり人と音楽をやる時は、信頼と尊重が大事だなと実感。


音楽に限らず、だとは思うんだけどハッキリしたのは「信頼は音に出る」という事かな





と、ライブ告知関係ないブログでした。

久々に気持ちが20代前半に戻りました(笑)


今夜はひたすら栗林誠一郎を聴きます。