いきなりですがまた一気に旅ブログをアップいたします
先月の取材旅、３日目はオフでした。
新型コロナウィルスの
緊急事態宣言下ではありませんでしたが
感染は拡大していたので
この日はホテルに籠ろうと思っていました。
ホテルインターゲート広島の朝ごはん。
モリモリ。
朝から仕事のデーターのやり取りがうまくいかず
サポートセンターさんに助けてもらって幸せな気分。
解決してから食べる朝ごはんは最高です。
そのまま、眺めのいいテラスで
これまでの取材の中身をアナログでまとめることに。
２時間ほどして、テラスから広島市内を見てると
だんだんソワソワしてきました。
「こんなにいいお天気なのに
一歩も外に出なくて、本当にいいのか？？」
午後になると
どんどんゾワゾワしてきました。
「こんなにいいお天気なのに
一歩も外に出なくていいわけがない！！」
と言うことで、誰とも話しませんから～
と
と心の中で誰かに誓って、散策に出かけました。
広島城は開いてないし、原爆ドームも改修中だけど。
縮景園（しゅっけいえん）は開いているのだろうか・・・？
開いてました
庭園、好きです。
入るに決まってます。
警備員さんが優しい表情で迎え入れてくれました。
もちろん、買いました。
コイのエサ。
喜ぶコイの姿を想像して、足取りも軽やかに。
江戸時代の初頭、広島浅野藩の初代藩主が
別邸の庭園として築城したというお庭。
だから「築城４００年」というのぼりがあったのね。
この時（2020年１２月１６日）は
真ん中の橋が通行止めになってました。
高層ビルが借景のよう・・・(笑)
見どころがぎゅっと凝縮されている立体的なお庭。
散策はとても楽しくて
滞在時間が倍増しました。（いつものこと・・・）
心が広そうな木さんと２ショットしました。（ヤバめ表現・・・）
お庭はあくまで人が作るものなので、
「人の手がしっかり入っている！！」と感じられるものが好き。
ジオラマの中に入っちゃったかのような楽しさがあります。
それにしても、人は少なかったなぁ。
平日の午後だし。
コロナのせいだけではないと思いますが。
コイさんは遠くからでも
私を見つけて来てくれました
「陸にあがっちゃうで！」と心配するくらいの勢いで
寄ってきてくれるコイさんたちもいました
結局、世の中、エサだぜ！！
世知辛いぜ！！
この時はまだ、日常に赤色が溢れていました。
常に脳裏から離れないのは、原爆。
この庭の美しさは、復興の美しさでもあるんだ。
と考えながら歩いていると
被爆当時の惨状が目に飛び込んできました。
７５年前、この世の地獄だった場所で
散策を楽しむ罪悪感。
これがあるから、ホテルに籠ろうと思っていたという
ナイショの事実と向き合いました。
でも結局、それもおかしい気がするから
「やっぱり散歩に出よう」と思ったんだなぁ。
人間の本心は、思っているよりずっと深いところにあります。