こんにちわ 。
「もみ殻(がら)くん炭」をご存知でしょうか?
稲を刈り取り、脱穀すると、お米は外皮に包まれています。
もみすりをすることでお米は白い姿になるわけです。
そしてその際の外皮が「もみ殻」で
これを炭にしたものが、
「もみ殻(がら)くん炭」です。
これは畑の土に混ぜるなどして使いますが、
それだけでなく、黒ビニールマルチの代わりに
野菜の苗の足元を覆う使い方もできます。
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先日、長野県茅野市で
オーガニック畑を運営している
「おかげさま農園」さんの畑にて
もみ殻を炭にするワークショップに参加しましたので
その様子をごくシンプルにお届けします。
一連の作業は動画にまとめました。
そのためブログ記事ではその具体的説明はせず、
場面場面で何を感じたのか
感覚的に記載し、
ラストで動画をお届けします。
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快晴、無風の最適な日だった。
秋も終わりの頃、
大気は澄み、
私たちの作業は楽しくスタートした。
収穫の終わった小豆の枝葉や薪に着火すると、
煙はたちまち私たちを包み、
空へと向かう。
ふだん扱うことが少ない、
生の炎は、
なんだか気持ちを高揚させる。
こんなアクシデントも、
慣れている彼らは驚かない。
私たちは若い二人の指導で、
子どものような気分になり、
遊ぶように仕事した。
私たちはなぜ楽しさを感じていたのだろうか?
霧ヶ峰や車山、
八ヶ岳を見渡す素晴らしいロケーションと、
光と風と、
アスファルトやコンクリによって遮られない、
大地を踏みしめる。
煙がこんなにも目にしみるなんて、
炎は遠くてもこんなに熱いなんて新鮮だった。
私たちは、本来人間のすぐそばにあった
地球の息吹に触れ、
心が躍ったのかもしれない。
途中、
畑に刈り取られていた大豆をハウスまで運んだ。
脱穀前だから枝葉も全てついている。
もしこれを一人で運んでいたら3時間はかかる。
明日は雨予報。
皆で一斉に運んだらあっと言う間だった。
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持ち寄りランチの美味しさ。
そして参加者が自身のストーリーを皆に話す嬉しさ、
驚きながら聞く楽しさ。
午後、
もみがまんべんなく炭になって行くプロセスを体感し、
炎と熱の急変に立ち合い、
煙と水蒸気の中、
協力して仕上げに向かう集中力。
「おまけ」としてできていたものは・・・・
黄色くて甘いあれ、
一人旅をしているご友人(左)もたまたまやってきて、
皆でおやつを堪能。
空はずっと澄んでいたし、
ススキは美しさを披露していたし、
夕日は私たちを包んでくれた。
こうして素敵な1日が終わった。
私たちは各自が必要な量のもみ殻くん炭を持参し
オーガニックの野菜やお米を買って帰路についた。
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ラストに動画をお届けして終わります。
軽やかなBGMに乗せてお送りします。
スマホ横向きでどうぞ。