こんにちわ。

今回の記事は1ヶ月前の以下の記事に続くものです。

 

 

【美しく育つ稲たちと、見えてしまった悲しい本質】

:天産自給プロジェクト

 

 

 

 

 

 

私が体験田んぼとして参加しているグループ内でのことで

過去記事で私が特記しているのは、

 

 

 

 

 

余った稲が畔にぶちまけてあった件

 

 

 

 

 

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一人当たり150平米企画で告知募集され、

同一金額55555円で集金されていたにも関わらず、

実際には120〜150平米の開きがあった。

 

それに関しては何の説明はなく企画がスタート。

田植え、除草、その後の生育報告はあったものの

本来の条件と相違があった件には何も触れず、

夏のイベントプランに話題が移行して行ったことです。

 

 

 

 

 

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グループメンバーの中では

募集条件の面積と実際の面積に

明らかな相違がある点を指摘する人は出ませんでしたし

気づいていない人が多かったと思います。

 

 

 

 

 

ほとんどのメンバーが私の記事を読んで

事態を知った状態でした。

 

 

 

 

 

その後、

私の記事を読んだ統括者のMさんから

メッセージがありました。

 

 

 

 

 

そしてご自身の言い分を記事にして欲しいとの依頼がありましたので

今回あらためて立ち上げ、過去記事からもリンクで飛べるようにいたしました。

 

 

 

 

 

内容について私の解釈はあえて入れませんので読者の方々が個々に感じ取っていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

【天産自給プロジェクトMさんからのメッセージ】

 

 

 

 

ウタマロさんのブログを拝見し、

内容に関してみなさまに

(グループの皆さまのことを指す)

きちんとご説明する必要があると感じましたので、この文章を書きます。

 

 

 

 

 

まずは一人当たりの区画につきまして。

この点に関しまして、

私の甘さと弱さを謝らなくてはいけません。

 

 

 

 

 

天産自給プロジェクトの趣旨は

一人が一年間に食べるお米(約30kgと設定)を

自分で手作りしよう、という企画です。

 

 

 

 

 

そのためのひと区画の面積を

私は150㎡と募集要項に書きましたが、

実質は120㎡ほどしかお分けすることが

できませんでした。

 

 

 

 

 

 

狭くせざるを得なかった原因は、

最初にお借りする約束だった田んぼが、

地主さんの勘違い(高齢で物忘れや勘違いが多かった)で、

対象の田んぼの名義が違う人になっていたため、

次々とキャンセルされることになったということ、

 

 

 

 

 

そして最終的に借りられるという田んぼの面積が

地主さんから聞いていた面積より実寸の方が

格段に狭かったことでした。

 

 

 

 

 

このことがわかったのは

田植え一週間前のことです。

トラクターの通り道などを除くと

記載していた面積が確保できない

ということがわかりました。

 

 

 

 

 

ただ一方で、

お借りした田んぼの状態を見て、

もし普通の天候状態なら、面積を少し減らしても

ひと区画30kgの収量はあるのではないか、

という感覚もありました。

この理由としては

150㎡という設定面積にあります。

 

 

 

 

 

ブログでご指摘のように、

化学肥料や農薬を使う農法だと

もっと狭い面積で30キロを作ることができます。

しかし無農薬・無化学肥料栽培では収量が落ちるため、

150㎡と設定しました。

 

 

 

 

 

 

「一人が一年間に食べるお米を自分で手作りする

その体感覚を感じてもらいたい」

ということを主眼に置いていましたので、

お米30kgが収穫できればいいと感じていました。

 

 

 

 

 

 

ちなみに区画によって面積が違うというご指摘ですが、

その点も考慮しています。

田んぼは正確な長方形でありません。

 

 

 

 

 

 

もちろん正確に測れば多少の違いは出ますが、

田んぼの膨らみや角度のズレなどを見て、

また水温や畔ぎわの状態などを観察して、

なるべく同じ条件で栽培できるように区分けしました。

 

 

 

 

 

これらのことを田植えの日にご説明しようと思っていたのですが、

当日のいろいろな準備や進行などと合わせて、

悪天候の中、とにかくひどい雨になる前に終わらせなければいけない、

ということに気を取られ、

説明しそびれてしまいました。

 

 

 

 

 

その後ご説明をしなければいけない、

と思いながらも安易に時間に流され

今日になってしまったという次第です。

 

 

 

 

 

 

繰り返しますが、この点に関しまして、

私の甘さと弱さを謝らなくてはいけません。

ご説明ができなくて、

誠に申し訳ございませんでした。

事前にご説明しなかったことを

心よりお詫び申し上げます。

 

 

 

 

 

このことをどのような形に整えればいいかと思案し、

2つのプランに至りました。

 

 

 

 

 

 

誠にお手数ですが、

ご希望の以下のプランをお選びいただき、

個人チャットで構いませんのでお伝えいただけないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

①全額返金プラン

私のことを信用できなくなった、という方へのご提案です。

収穫されたお米は私の方で活用させていただきますが、全額返金します。

ご連絡の際に返金のための振込口座をお知らせください。

 

 

 

 

 

 

②お米30キロ補償プラン

このプロジェクトは一人が一年間で食べる玄米30キロを目標として作ることをお伝えするプロジェクトです。

そこでもし収穫量が30キロに満たない場合、トラクターの通り道などに植えた私の区画の収穫分から補填します。

 

 

 

 

 

みなさまに本当のことをお伝えするのが遅くなってしまったことを、

心よりお詫び申し上げます。

 

 

 

 

 

次に余った苗を畔ぎわにぶちまけてあったこと

(ブログ表現のまま)について。

これはぶちまけたのではなく、

苗を土に還したのです。

 

 

 

 

 

現在のほとんどの農家のように

JAに依頼して作ってもらえば、

必要以上に購入しなくてもいいので、

たくさん余ることもない。

 

 

 

 

 

 

しかし自分で作る場合、

天候の具合や鳥獣、状況によっては病気によって

どこまで植えられる苗を作れるかは、

作ってみないとわかりません。

 

 

 

 

 

苗づくりには約45日間かかりますので、

田植えの時点で植える苗が少ない、という状況は

笑うに笑えません。

そのために私は苗を

必要量以上に作ります。

 

 

 

 

 

 

そして今年に限っては

もう一つ原因があります。

それは前述した通り、最初にお借りする約束だった田んぼが、

地主さんの勘違いで対象の田んぼの名義が違う人になっていたため、

次々とキャンセルされることになったということ。

 

 

 

 

 

 

最初に約束していた面積分の苗を作っていたため、

大量に余りがでました。

植える場所があればよかったですし、

私も望んでいたのですが、

今年に限ってはそれができません。

 

 

 

 

 

 

「一般的に余った苗は田んぼの端にまとめて植えるのが普通」

とブログに書かれていますが、

それはJAが大量に作ってくれたからこそ効率よく苗を入手することができ、

個々の田んぼでは目立たないというだけのことで、

田植え時期後のJAの廃棄量は凄まじいものがあると想像します。

 

 

 

 

 

また田んぼの端にまとめて植えることは

本来とても危ないことです。

密集した苗がまとまっていると風通しが悪くなり、

そこから病気が発生し、広がっていく危険性があります。

 

 

 

 

 

 

普通の農家さんは農薬を使うので、

あまり気にしている様子はありませんが、苗の量により、

無農薬栽培では致命傷になる可能性があります。

 

 

 

 

 

 

農薬を使っても病気が強力な場合は伝染してしまうため、

余り苗をそのまま置いておくことで

周りの田んぼに迷惑をかけてしまう可能性もあります。

 

 

 

 

 

 

ではたくさんの余った苗をどうするか?

結果的に行き着いた私の結論は、

「土に還す」ということ。

もちろんせっかく育ってくれた苗を土に還すことは

とても心苦しいです。

 

 

 

 

 

 

でも病気になってフラフラしながら生きてしまうのであれば、

適切なタイミングで命を切ってあげたほうがいいのではないか?

私はこのように思います。

 

 

 

 

 

 

このことに関して批判されるならば

私は全面的に批判を受け入れます。

 

 

 

 

 

 

しかしこれらの苗がしっかり育ってくれたからこそ、

私たちは安心して田植えに専念できます。

だからこそ育苗箱から苗を抜いて土に還すときは、

「ありがとう。みんなが立派に育ってくれたおかげで

僕は安心して田植えをすることができたよ。

今年は残念ながらお米を実らせることはできなかったけど

また機会があったらウチの苗になってね。

そして田んぼに植わった稲たちを応援してね。」

と言いながら抜き取ります。

このことは私のパートナーの小学生たちにも伝え、

一緒に抜き取ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

そして苗を他の目立たないところではなく、

コンポストではなく、田んぼの畔に還す理由は、

稲の仲間たちのそばに置いてあげたい

という気持ちからです。

 

 

 

 

 

土に還るまでの苗は確かに無残です。

しかし地球上すべてのものは

土から生まれ、土に還る。

人間だって同じです。

私たちは無残なものを遠ざけ、

綺麗なものだけを見ようとしすぎてきたのではないでしょうか?

育ちゆくものを見て喜び、

滅びゆくものを見て感謝することが

生き物に関わる誠意だと感じています。

 

 

 

 

 

 

この文章は

反論のためのものではありません。

ただ私の想いと格段に違っていたために、

私の本心を出すために書きました。

 

最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

あとブログに、

「苦しい思いを噛み締めて稲に、大地に申し訳ない、田んぼの神様に申し訳ないと詫び、この企画をやり遂げたい」

という記述がありましたが、そこまで苦しく感じられるのでしたら、無理に続けられなくてもいいですよ。

苦しく無理をして何かをすることは無意味な気がします。

 

 

 

 

参加費用はもちろんお返しします。

お米は私の方で活用させていただきますが、

マコモは私のいないときにでも収穫していただいて構いません。

また来春の4月下旬までには新しい芽が出ますので、

その芽を適当にお持ち帰りいただいても結構です。

 

 

 

 

5月に入りますと田んぼの準備のために耕しますが、

4月中いっぱいまでマコモの場所はそのままにしておきます。

 

 

 

 

喜んで参加していただけるのならもちろん歓迎いたしますが、

苦しく無理をされた状態で参加されますと私もどのように接していいかわからなくなってしまいます。

なんかお互いに無理をしないほうがいいような気がするんですよね。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

以上がMさんからのメッセージでした。

 

 

 

 

 

冒頭で書いたように、

内容について私の解釈はあえて入れませんので

読者の方々が個々に感じ取っていただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

なお、

文面ラストで「無理に続けなくてもいい」と言う文言がありました。

 

確かに私がお支払いしたのはMさんですが、

「ここで稲とマコモを育てさせて下さい、

最後までやり遂げます」と

田植え前に約束したのは大地と季節と精霊に対してです。

 

 

 

 

 

ですから目先の条件がどうであろうと、

稲刈り、マコモの収穫や移植に関し、

きちんとやり遂げる所存です。

 

 

 

 

 

 

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田んぼには毎週通っていて

田植え後9回目の訪問です。

 

これらは今週の様子

 

 

 

 

 

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こちらがマコモ

 

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この2つ続きの記事に関し、

ご意見ある場合はコメントにてどうぞ。
 

 

 

 

 

それではまた。

 

 

 

 

 

 

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