5月に開催されたK-CARミーティング走行時に、3速から4速に入らず5速にシフトアップする症状が出るとの事でお預かりした36RS

AGSの警告灯マークが点灯し、普通走行する分には問題無いけど負荷を掛けると異常が発生するトラブル

診断機では「ギヤイン失敗異常」としか出ない...「そんな事は分かっとるっちゅーねん!!原因、何やねん!!」とボヤキながら、AGSのトラブルを診断するのはまぁまぁ厄介だけど、今回の原因はリフトアップして直ぐに判明、エンジンASSyを降ろし

 

 

 

 

脱落してたスラストを回収し、腰下、クランクやメタル、消耗品といった主要部品を交換し組み込んで車両に搭載。

ディーラーではこのスラスト問題は保証期間内なら無償交換らしいけど、保障といっても勿論ノーマル車両での話、それなりにカスタムしてある車両ならディーラーに入る事すら出来ません

当店で修理されるお客さんは、無償で修理は出来ませんが、その辺は理解して頂いてます。同時に加工作業や強化パーツにアップグレードメニューも施工して頂く事が多く、今回はオリジナルヘッドガスケットも追加し、ピストンはフルフロー、不具合の出てたミッション本体もバラシて消耗部品を交換

 

 

 

 

ピストンコンロッド純正、オグラクラッチ、TD025ターボ、330ccインジェクター、F-CON iS 、HKSフラッシュエディター、前置きインタークーラーetc、今回はガスケットのみ交換してリセッティング

 

 

 

 

 

 

最終、ブースト200kPaで25℃超える気温でもジェット値145.3ps(ローラー値167ps)で完成

オリジナルヘッドガスケット交換で圧縮比を変更した結果

 

 

前回より6000rpm以上で明らかにアップしてますね。もっとブースト掛けれるけどインマニが吹っ飛ぶ心配が有るのでコレくらいで(^^;