この時期になると「大阪オートメッセ」と「筑波タイムアタック」の話題が多くなる。ただ今年のオートメッセの情報を殆ど聞かない違和感...何でやろ?筑波タイムアタックの方は、CADCARSは参加はしませんが、エンジン製作や制御関係を担当してる車輌が参加する為、情報は随時入ってくる。「も。ファク」の880改タイムアタックコペンが、3年前に1分切の驚異的なタイムを出したのは記憶に新しい

 

 


そこからまだタイムを削る為、ストロークアップクランクと専用コンロッドの導入や各部を見直しパワーを上げた結果、強化メタルガスケットが持たず...対策してもやはり抜けてしまう

 

 

 

しかし年末に新規でオリジナル強化ガスケットを製作依頼してた商品が、このタイミングで入荷!!時間的にギリギリだけどガスケットを置いてみたのが下の画像...スズキのF6純正ピストンが見えてるでしょ?!約300psを4気筒で受けてるので、1個で75psも耐えてる事に驚く...鍛造要らずのECOエンジンです(笑) 

 

 

 

 

 

水温を見ながらジェットでセッティング...NOSを吹いて271ps(ローラー値311ps)まだ途中経過の時点でクーラント吹き返し...「やっぱり持たないか」と、降ろされたエンジンを開けガスケットを確認すると抜けて無い!?

そしてシリンダーを観察すると

 

 

ヘッド面からシリンダーに縦に1本クラックが...ガスケットは持ったけど今回はシリンダー強度が持たず、時間的にも万事休す...

 

なので今回「も。ふぁく」の筑波走行車両は400GRに変更、タービンをワンサイズ大きくし樹脂製のインマニ割れを考慮してNOSを少し足す方向でセッティング

 

 

 

 

 

ターボのみで183ps(ローラー値210ps)、NOSを足して207.6ps(ローラー値238.7ps)でひとまず完成、これから各部検証や車両のテスト等、トラブル無ければ当日、660ccの他車との熱いバトルになるハズ!是非応援して下さい(^^

 

そして次は、こちらも筑波タイムアタックに参加予定の44G.S660の顛末に続く...