YouTube「がん防災チャンネル」でがん医療情報を発信する腫瘍内科医の押川勝太郎さんによれば、「医師の余命予測の7割は外れる」という研究報告があるようです。
余命宣告の方法に明確なガイドラインはなく、医学部でも余命宣告のカリキュラムはありません。
なにを根拠に余命を告知しているか?
・患者さんの体力状況やがんの進行程度
・治療効果や副作用
・がん情報サービスサイト内にある「院内がん登録生存率集計結果閲覧システム」
これらに医師の臨床経験を加えて判断している。
(以上、『がん治療 最善の選択』押川勝太郎 三才ブック』より)
生存率データも「平均値」ではなく「中央値」。
それより短い人もいれば、長い人もいる。
がんの余命は個人差が大きく、専門家でも予測するのが難しい。
本当の余命は誰にもわからないと記されています。
実際に余命の予測がつくのは1週間くらい前だと言う医師もいます。
現代医療の科学的検査は病気や異常を測るツールです。
でも患者さんの潜在的な生命力は測れないですよね。
自然物としての人体はなにが起こるかわからない。
そのうち、それもわかるAIが出てくるのかな?
