愛知県がんセンター公開講座 令和6年度の5回目は「がん臨床試験について学ぼう」でした。

近年のがん治療薬の国内承認は新規が10剤前後。適応拡大が25~30ほどです。

ちなみに、がん領域の新薬開発成功率は10%。(医薬品全体では13%)

基礎研究から承認まで最低10年の年月がかかっています。


かなり厳格な臨床試験に対し、柔軟な臨床試験が実施されはじめました。

◆プラグマティック試験
治療選択の意思決定のために日常臨床にできるだけ近い条件で行う試験

 

 


◆オンライン治験
遠隔地在住の患者さんでも近隣の医療機関を通じて当該治験へ参加できる

 

 


*2022年 愛知県がんセンターではゲノム医療の枠組みで希少がんのリモート治験を実施

 

 

 

 

このような臨床試験の導入で治療ガイドラインの選択肢が増えたり、現場で柔軟な治療ができるようになるといいですね。