閉幕から10日。パリオリンピックも様々なドラマがありました。
私が最も印象に残った選手コメントはレスリング女子50キロ級の須崎優衣さん。
東京で金メダル、デビューから海外勢連勝記録94の絶対王者として臨んだパリでまさかの初戦敗退。
敗者復活戦を経て銅メダル獲得後のインタビュー。
「金メダルの須﨑優衣でないと価値がないと思っていました」
でも負けても「須崎優衣」を認め応援してくれる人たちがいることに気づいて立ち直れた。
なるほど。
金メダルを取るには想像を絶するメンタル、ときに執念が必要なのだろうと思います。ただ、東京で金メダリストになった須﨑さんにとってパリオリンピックは、「金メダルの須崎優衣」を守る場になった。それが初戦に表われたように推察します。
「須崎優衣のレスリングをする!」に切り替わった須﨑さんは今まで以上に強くなるだろうな。
そんなことを思いました。
