6月4日、講師に能瀬英介さんをお迎えし、いずみの会の定例講演会が開催されました。
管理人は、感動しました。
がんの体験記としてお話いただきましたが、人生とはこうあるべきであるという気づきがいただけました。
まずはお知らせ、
能瀬さんの講演会を聴きたいが愛知県までは行けない。
オンライン視聴はできないのかと遠方の方より問い合わせいただきました。
リアルタイムでのオンライン参加はできませんが、DVDを作成します。
またオンラインによる視聴も近いうちにできますので気になっている方はぜひこちらでご視聴ください。
今回からはいずみの会の会員さん以外も購入していただけるようになりました。
出来次第、Facebook、ホームページでお知らせします。
さて、管理人は能瀬さんが会社経営者という立場にありながら考え方、生き方をどう変えていかれたのかにとても興味がありました。
がんの原因の中に、ストレス、頑張りすぎ、働きすぎなどがあり、がんを乗り越えた割と多くの方が、がんになったことで働き方、生き方をがらっと変えてみえます。
がんになる前も今も同じ会社経営者というお立場で、どう生き方を変えたのかお聞きしたら、なるほど!
と思いました。
能瀬さんはがんが発見された当初は初期の胃がんということで深く考えることなく手術をされました。
手術中に、スキルス胃がんであることが分かります。
胃の4/5とリンパ節11個を切除し、術後は抗がん剤治療を受けます。
今まで、なんの症状もなかったのに、抗がん剤の副作用は想像以上にきつく、主治医に抗がん剤を投与することでの再発を防ぐことのできる割合を尋ねられました。
主治医の回答は、20~30%。
そんな低いのにこのつらい副作用は意味があるのだろうか?
また、パソコンの数字や画像だけを見て、患者の顔を見ない医療体制にも疑問を感じたとのこと。
それだったらこれからの人生、今までやれなかったことを楽しむことにしようと思われたそうです。
しかし、会社経営者というお立場から、家族や会社関係者に抗がん剤治療辞めます。と簡単に言ってすむことではなく、抗がん剤をしない理由、抗がん剤をしない代わりにこのようにするということを理論武装されたのだそうです。
たいへんですが、この作業でその後の行動が自分の為にすんなり身になったのかなあと想像します。
からだに、これで大丈夫と思い込ませてしまったみたいな。![]()
今までやりたいと思っていたこと、新たにやろうと思ったことをがんになって、死と向き合ったからこそ行動に移せたそうです。
60歳少し手前でサキソフォンを習い始め、コンサートも開かれました。
山歩きを始め、なんとモンブラン登頂も成し遂げられました。
紹介できる写真があり分かりやすいのでこの事例を話すが、他にもたくさんのことをがんになってからやられたそうです。
そして、ずっと続けてみえる朝のルーティーンは17項目にも及びます。
一つ一つはとてもシンプルで簡単なのですが、17も真似するのはちょっと、いえ、普通無理だと思います。でもできそうなのをいくつかやるといいのでは!?
実は管理人も、朝ルーティンがありまして、いくつかは同じでした。
*日の出とともに起床
*仏壇に手を合わせる(先祖に感謝)
*笑顔で自分におはようと声をかける
*いろいろな体操、ストレッチなど
以上が管理人と同じ部分なのですが、能瀬さんは17項目のルーティーンを楽しみながらこなしてみえます。
この全てを真似するのは無理なので、その中でもおすすめはどれでしょうか?と聞いてみました。
「爪もみ」だそうです。
よかったら取り入れてみてください。
参加者のみなさんからのたくさんの質問にもお答えいただきました。
管理人が一番心に残ったのは、
たくさんやりたいことを実行されてきましたが、今後やりたいことは?という質問に。
「全国をお掃除をして旅する。」
ことだそうです。
現在息子さんに会社の経営を移行中、70歳で仕事に区切りをつけ、この夢を実現したいそうです。
最後にしみじみ語ってくださいました。
昔はやはり仕事はたいへんだったそうです。
箱屋さん(お菓子、漆器などのパッケージ)を経営されているのですが、商品の値段に合わせる為に無理難題、利益が出ないようなことを要求されることが多かったそうです。
今は、会社のサンプル室にいると何時間でも箱を眺めて新しいアイディアを考えるのが楽しくてしかないと。
「捨てられない箱を作りたい。」
(とっておきたいと思わせる箱)と満面の笑顔でおっしゃいました。
これは私の想像ですが、
同じお仕事を続けられてみえるわけですが、能瀬さん自身ががんをきっかけに、人生を楽しむことに考えをシフトしたので、周りも変わっていったのではないでしょうか?
お話の中にご家族との良い関係のお話もいくつか出てきました。
値段合わせのお仕事からデザイン重視の夢のあるお仕事に、能瀬さんの思考が変わったことでいろんなことが変わっていったのかなあと。
今回は時間も限られていたのでお聞きできませんでしたが、お仕事面でもやりたい方向に改革されたのかもしれません。
そして、一番思うことは、がんを治すということは自分を見つめ直し、自分で、自分の人生の責任をとる。
誰かに治してもらおうなんて考えを捨てること。
穏やかな気持ちで、楽しく人生を淡々と生きること。
やりたいことはやる。
そして、やっぱり感謝と、自分のことより社会や他人のことを考えて行動できるようになることがたいせつだなあと。
がんを経験したからこその生き方。
世間や人を思いやる生き方を私もしたいなあと思ったのでありました。
そうそう、いずみバンドの演奏も定例講演会の前座として無事演奏しました。
能瀬さんを見習って、私たちのバンドもいつか素敵なコンサートを開きましょう。
新規メンバー募集中ですよ〜!
練習中の光景です
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
いずみの会について詳しいことは
ホームページをご覧ください。
がんについて、知りたいことが見つかります。
ワンコインお茶会
6月13日(月)午後1時〜2時30分
*参加費 500円
体験談と交流会
6月20日(月) 午後1時〜2時30分
講師:祢冝田満代氏
*参加費 いずみの会会員1000円
一般 2000円
ウエルカムサロン(zoom開催)
いずみの会会員で入会後6ヶ月未満の方限定
7月15日(金) 午後1時〜2時30分
*参加費 無料(お一人1回限定)
定例講演会
6月4日(土) 午後1時30分〜3時30分
講師:小澤 泰敏氏
*参加費 いずみの会会員2000円
一般 3000円
わくわくウォーキング
紅葉の季節に開催予定 午前10時〜12時
集合場所:東山動植物園 正門入口:10時集合
*参加費は無料ですが入園料が必要です。
大人 500円
名古屋市在住の65歳以上の方 100円
※詳細が決まりましたらお知らせします
下記申し込みフォームより申し込みください。
いずみの会について詳しいことは
ホームページをご覧ください。
下記申し込みフォームより申し込みください。




