忘れられない光景がある。
当時住んでいたマンションから、息子たちの通う小学校までの道のりを登校班からだいぶ遅れて、手を繋いで歩く私と次男。ゆっくりだけど、彼のペースに合わせさえすれば、ご機嫌に楽しそうに、小学校までの道をゆっくりと歩く。しかしそんな中で、同じように、登校班から外れて歩く子供たちが、何人かいた。
その子たちの足取りは、揃って重い。引きずるように、とはよく言ったものだ。今にも足が地面にめり込んでしまうのでは、と思えるほどに重たそうな足。ガックリと落ちた肩。ふと目を離すと、本来ならばまっすぐ行くはずの小学校までの最後の角を曲がって、そのままどこかに消えてしまうのではないかと思った。
中でも一際、忘れられない親子がいた。そこは、我が家のように付き添いで登校している親子だった。子供は、当時1年生の次男より、2学年ほど上かなと思う体型をしていた。ただ、その子が次男と違うのは、本当に辛そうに、重たそうに歩いていたことだ。足はのろのろと前に進んでいる。だが、上半身が明らかに、後ろに取り残されている。
前を歩くのは、我が家と違って父親だ。スーツ姿だったので、おそらく私と同じように、出勤前なのだろう。イライラとした表情は、だがしかし、子供にそのイライラをぶつけてしまうと、その日は取り返しのつかないことになると知っているような表情をしていた。
毎日ではないが、たまに見かけるその親子は、うちの次男と同じように、学校に行きたがらない子供と、なんとかして行かそうとする親の姿だったのだろう。
そして、忘れられない理由は、単にうちと似ていたからとか、男の子が辛そうだったから、ではない。
いや、簡単に言えばそうなのだが、違う。
私は、羨ましいと思っていたのだ。
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これは、今またリピート受講している天狼院書店のライティングゼミで、先週私が提出した課題です。書店のサイトへの掲載レベルを満たしていると判断をいただき、先日アップされました。
締め切りギリギリに追い詰められて書いたので、タイトルがめちゃくちゃですが。^^;
内容は、以前に「やります!」とブログで宣言したままできていない、電子書籍の冒頭に入れる予定の文章です。今回は2000文字で完結しなければいけないので、無理やりまとめましたが。
本当に、今思い出しても胸を締め付けられる光景です。
ただ、次男もその中のひとりだったんですよね。誰かが私たち親子を見て、同じように思っていたかもしれないんですよね。付き添い登校の時ではなく、外で大揉めに揉めていた姿を見て。
次男の不登校がその後8年間にも続くなんて、当時の私には思いもしませんでした。
ただ、8年後に、こんなに心穏やかな生活が訪れているとも、想像できませんでした。
長男に関しては、穏やかじゃない日々もあるけど。笑
あの時に見た父子をはじめ、あの消えそうな姿の子供達は、今どうしているだろうと、今でも時々思いを馳せます。
本来、学びの選択肢をどうするか、だけの話なはず。ふわっとそれを選べる時代になるために、これからも私が必要だと思うことを、発信し続けていきます。
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