長男は、朝に4種類、昼に1種類、夜に3種類の薬を服用しています。内訳は、
朝 柴胡加竜骨牡蛎湯、黄連解毒湯、ビバンセ、セディール
昼 セディール
夜 柴胡加竜骨牡蛎湯、黄連解毒湯、エスゾピクロン
です。
もうね、見ての通り、ややこしい
私も忘れちゃうし、そもそも自分でできるようにならないといけないし、なので、服薬のことは基本的に本人に任せてます。でも工夫は昔からやってきててね。
お薬カレンダーを使っていた時期もあったけど、長男には向いてなかったみたいで、うまく行かなくて。
去年からは、無印で買ったカゴに、朝と夜のそれぞれの薬が入ったポーチを入れて、取るようにしてたんだけど。ふと気がつくと、1種類の薬が切れてもその方法ではうっかり忘れるそうで。しかも、昼に飲むセディールって抗うつ剤は、特に忘れがち。朝と夜にも忘れがち。
てことで、朝・昼と夜の薬箱をそれぞれ作ることに。そして、箱の横に、飲む薬の種類を書いて貼っておくことにしたのね。
んで、残った薬の整理もしていたら、セディールが余りまくってることに気がついた
「これ、飲んでる?」って聞いたら、「えーーーっと、これ、なんだっけ?」だって
漢方の2種類は、インパクトがあるから、飲んだかどうかを覚えているみたい。味も独特だしな。
ビバンセは、飲まないと明らかに「しにたい気持ちになる」し、睡眠薬のエスゾピクロンも、飲むと飲まないとでは眠りやすさが全く違うから、気をつけてたみたい。
が。抗うつ剤のセディールは、そもそも強い薬でもないから私もそこまで注意を払ってなくて、その結果定着せず、存在すらも忘れていた、と
発達障害の子って、脳内物質のバランスの悪さが原因のひとつだと、なんどもブログに書いたんだけど。その脳内物質の中のひとつ、セロトニンを補うお薬なのね、セディールは。抗うつ剤だけど、長男の様子を中学から診てくれていた当時の主治医が、適応年齢になったら処方してもいいかもとずっと話していて、18歳になった時から追加した薬。私もうつ病の時に飲んでいた。
そっかーーー・・・・。飲んでなかったかあ〜〜〜〜抗うつ剤なんだけどね〜。
思わずそう呟いたら、「えっ、抗うつ剤なの?!」と、長男。ちょっと心に響きそうだったので、「そーだよ。だから、飲んだらハッピーになるよ」とダメ押ししてみた
そうしたら、長男。「まじかー!!!どうりでアンハッピーなはずだわ!!!」
アンハッピーwwwwww
そーか、アンハッピーやったんかwwwwww
この日も、今期の単位取得のための試験勉強で、朝からややこしくネガティブだった長男。思い込みも激しいから、プラセボ効果も期待して、「ハッピーになる薬だよ」って言ったんだけど、なんかダイレクトで響いたらしい。笑
ちょうど、アンハッピーの極み状態やったのも良かったのかも
新しい薬箱の使い方も良かったみたいで、あれから忘れずに飲んでいるみたい。んで、今日のこと。
朝もまた、ぐだぐだめんどくさいことを言ってたんだけど、朝食を食べて、薬を飲んだ直後に、
「うわーー、セディール飲んだら、びっくりするくらい気持ちが明るくなる!!!」
だって
ええ〜〜〜と。私も飲んでたけど、そこまで効果がはっきりしてる薬だったっけ^^;
処方されている量としても、1回10mgだから少ない方なんだけどな。まあ、一般的な量ではあるけど、私はひどい時、1回20mgで処方されてたから、もっと増やせるし。
やっぱり、もともとセロトニンが少ないんだろうなあ〜〜。デフォルトで少ないのって、やっぱりしんどいよなあ
「効きすぎて怖くなってきた」と言うので、「いや、他の人は、こんなお薬がなくても、それくらいセロトニンが出てるんだよ。自分で出そうとしても無理だから、自分で出せるようになるまで、薬のサポートはあってもいいよ」って言っといた
そしたら、「や、そういう意味じゃなくて。僕ってそんなにその、幸せホルモンってやつが少ないんだなって思うと、怖くなってきた」だって。ほんまやな
食事療法で、セロトニンなどの原料になるアミノ酸の、トリプトファンを摂ろうって話もあるんだけどね。セロトニンが少ない原因がなんなのかってのが、わかってないから。もしかしたら、作る工程に障害があるのかもしれないやん?もしそうなら、原料をいくら入れてもダメなんだよね。
ああ、脳って本当に難しい。でも、薬が効いてることがわかって良かった
念の為書きますが、あくまでも長男の場合です。全員に効果があるわけでもないので、悪しからず。
でも、特に精神科の薬って、拒否感ある人が多いみたいだけどね。確かに薬で全てが解決するわけじゃないけれど、使うことで少しラクになることもあるから。本人と相性のいい薬があるなら、怖がらずに使ってみて欲しいな。
もちろん、頼りっきりはダメだけどね。
【関連記事】
こんなサイトもあるよ!!
アメンバー申請について →★