「お母さん、明日の夕方、臨時でバイトに行くことになったよ。17時から、多分20時くらいまでだって」
長男からそう聞いたのは、先週の木曜日。なんと、レストランのスタッフさんのお休みなどの都合から、いつも朝〜昼のバイトなのに、夕方行くことになったそう。
人手が足りないからと頼りにされるのはありがたい。が、しかしその話を聞いた時に、わたしの心の中に一抹の不安がよぎった。
「えーーーっと、お客さんおる時間帯やんな・・・・?」
おそるおそるそう尋ねると、「うん、そう。つい頼まれて、いいって言っちゃったけど、やばい。お客さんに話しかけられたら、フリーズして死んでしまうかもしれん」
そう、そうなんです。長男はイレギュラーなことが大の苦手。おそらくASD(自閉症スペクトラム)の特性が色濃く出てるところだと思う。イレギュラーが苦手だから、接客って本当に苦手意識があるらしい。いつもバイトが大丈夫なのは、基本的に開店前のしこみの時間帯だから。ちょこっと昼に時間がかかることもあるけれど、そこのレストランはメインが夜の営業なので、昼の客って少ないんですよ。しかも開店後は1時間くらいでバイト終わるから、大丈夫みたいなんだけど・・・・。
今回は、がっつりお客さんが入る時間。いくら裏方作業とはいえ、超狭いレストランなので、厨房と客席は、カウンターキッチンみたいにつながっている状態。しかも、人手不足でバイト頼まれたってことは、ある程度予約のお客さんが入っているに違いない。洗い物をしていたとしても、掃除をしていたとしても、お客さんに近い店内。話しかけられないわけがない
突然やってきた試練。順調に週2から週3に増えていて、ええ感じと思っていたところに降って湧いたハードル。さーて、どうなるこっちゃ。
心配しつつ、バイト当日はわたしも仕事だったので、頑張ってねと声をかけて出勤。なんとか無事、帰ってきますよーに
って、心配しながら仕事に行きましたが、蓋を開けたら18時くらいには帰っていいよって言われたらしく、「へっちゃらやったー!!!」と、わたしが仕事から帰った時に、嬉しそうに報告してくれました。あらー、それは良かった〜。
って、そう思っていたら、よ。
その週の日曜日、そのお店に友達と行ったのね。そうしたらオーナーに、「金曜日、長男くんがバイトに来てくれてめっちゃ助かったわー!!!」と言われまして。
いえいえ、こちらこそ、頼りにしてくれて嬉しそうでした。ただ、お客さんが入る時間だから緊張してたみたいですけど、って返したのね。んで、思ったより早く帰れたから、ラクだったみたいだし、って。
そうしたら、なんということでしょう。
「あ、うん。えーとね。なんだか、うわーーーーってなりそうな雰囲気やったから、パニックになる前に帰ってもらったんだよ」
・・・・・・・。
え・・・・・ええええええ??!!!
まじで?!
長男め、楽勝だったぜーみたいな感じだったけど、パニクる寸前だったんかい
確かにその日、朝から次第に顔がこわばってきてはいた。そ、そっか・・・・。実際にバイトに来て、お客さんも入り出したら、どんどんパニックに近くなっていったのか・・・・。
めっちゃ想像できるーーーーー
人手不足で呼ばれたのに、そんな短時間で戦力外通告することになって、オーナー&スタッフさんたちが大変だったのではないだろーか
めっちゃ助かったって・・・・え、ほんまに?!^^;
なのに、長男はすっかり喉元過ぎれば・・・で、余裕綽々の顔してるけどーーー!!!笑
なんかハラタツなwww
いい経験になった・・・・のか?^^;
明らかになったのは、長男ってやっぱり人に恵まれるってこと。なによりわたしがそこのオーナーと知り合いだったことに感謝してほしいわ・・・・。いいけど・・・・・。
ちょっとは役にたったんだろうと、思っておこう・・・・www
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