子どもが不登校のママやパパは、割と心理学を勉強している人が多いです。そうすると、「他人を変えることはできない」という言葉に頻繁に出会うと思います。

子どもは変えられないから、まず自分が変わりましょう、と。

 

 

確かにそうなんですけども、それでも変えたいと思うのも人間のサガだと思います。と、いうわけで。本日は、他人を変えることのできる、唯一の方法をお伝えします。以前にも書いたかもしれないですが。笑

 

 

 

その方法とは?あなたの姿を見て、「ああなりたいな」と思ってもらうこと、です。

 

 

 

あなたのことを、変えた人

人間は、生きている限り、なんらかの影響を受けています。それは、環境や教育などによって、周りから強制的に植え付けられたものもありますが、自分で決めて、変化したものもあるはずです。

 

 

思い出してください。「ああなりたいな」と思って、自分の行動や価値観が変化したことが、あなたにも必ずあります。それは実在の人物かもしれないし、映画やテレビ、漫画などの登場人物や台詞かもしれません。

でも、誰にだって、自分から決めて変化したもの、影響を受けたものがあるはずです。

 

 

 

それは、大体の場合「憧れ」がきっかけではありませんでしたか?だって、嫌いな人や、どうでもいい人に対して、「ああなりたいな」と思って努力することはないですから。

変わりたい。そう思うのは、好ましく思っている相手だからこそ、です。

 

 

だから、人って変えることができます。「ああなりたいな」と思ってもらえばいい。不登校の子に、人生を楽しく、ラクに生きてほしいと思うなら、周りの大人が、人生を楽しみ、ラクに生きる姿勢を見せる必要がある。大人っていいな、早くあんな楽しそうな大人になりたいな、って思ってもらったらいいんです。

逆に言えば、周りの大人が、イヤイヤ働いていたら、働きたいなんて思わないですから。

 

 

 

夫婦関係もそう。ついつい厳しくしてしまうお父さんに対して、「もっと子どもに寄り添ってほしい」と思うならば、子供に寄り添ったら、こんなに良好な関係が築けるよ、ということを、見せてあげればいい。

いいな、あんなに信頼されるようになりたいな、って思ってもらえれば、あとはお父さんがじたばたと努力を始めるでしょう。もしかしたら、的外れに見えるかもしれないけれど。笑

 

 

ただ、やはりそれは、「変わりたいと思ってもらう」前提です。どんなに関係が悪そうに見えても、「別にこれでいい。子どもは大人の言うことを聞いていればいいんだから」と思っていたら、変化なし。そこはやはり、他人を変えるのは無理、という世界になってしまいます。

 

 

でもね、これも基本的には、お父さんと子どもの問題。今は言いなりになったり、単に喧嘩したりしていても、子どももだんだん成長していきます。そうすると、子どもが相手に合わせたり、切ないけれど、精神的に諦めたりします。それもまた、一種のコミュニケーションの練習だと私は思っているので、それはそれでアリなんです。

 

 

でもね。権力で押さえつけられるのは、相手との力関係に差がある時だけ。その差が縮まってくると、押さえつけることはできなくなる。最初に書いたように、「ああなりたいな」という魅力のチカラが必要になる時期がきます。

 

 

 

あとはね、チカラで押さえつけるのって、疲れるからね。笑

 

 

 

一歩先ゆく大人として。もしくは、不登校対応の先輩として、「ああなりたいな」という人を目指していくと、きっと周りにも影響が出てきます。

「まずはお母さんが笑顔に」の理由のひとつは、これなんです。単に表情だけ笑顔でいるのではなく、ああなりたいな、という人間を目指すこと。

 

 

もちろん、努力で表情を作るのも必要な時期もあるけれど、無理をするのって続かないから。最初は努力で作っていた笑顔が、いつしか自然と笑顔になれることが増えていくと、少しずつラクになっていくよ。

 
 
こんがらがって、何から手をつけたらいいか分からない場合や、魅力的であろうと努力しているのに、どうもうまくいかない場合なんかは、方向がちょっとズレてることもあるから、そんな場合は個別相談がオススメです。
 
 

 

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