長男の心の動きが半端ないこの1週間でしたが、実は次男にも大きな動きがありました。

 

 

 

FBには一言書きましたが、次男、水曜日に中学校に行きました。

 

 

いやはや、びっくり。

 

 

コトの起こりは月曜日23時。そろそろ寝ようかな〜と思いながら、リビングにいた私のところに、次男が自分の部屋からやってきて、言いました。

 

 

「あのさ、本当にそろそろ学校に言ってみようと思って」

 

 

この言葉、ここ数ヶ月時々言っていました。本当は行きたい、でも行けない。自分でもなぜか分からない。でも行きたい。

 

 

そんな時、わたしはいつも、「ふーん、そっか」で終了。時々、「お母さんに、なにかできることある?」と、付け足し。

 

 

その時々で次男の求めるものは違っていましたし、なんなら「ない」と言われることの方が多かったのですが、この日はいつもと全く違いました。

 

 

「担任の先生、家まで迎えに来てくれへんかな?来てくれたら、あと一歩のところが押されて、行けると思うねん。ほんまにあと一歩って感じやねん。だから、先生に聞いてみて」

 

 

・・・・・・・!!!!

 

 

ぐ、具体的な要求をされた!!しかも、先生に迎えに来て欲しいとな?!

 

 

今まで、そんなのは余計なお世話としか思っていなかったんだけど・・・・ごめんなさい。必要なお世話の時もあるみたいです。笑

 

 

 

さらに、「いつ?」と聞いたら、なんと「明日」と。いやいやいや、もう夜中の23時だから!!「流石に時間も遅いし、先生も寝てるかもしれんで?」と言ったら、「確かに。あ、何の授業かも大事やわ。ちょっと時間割見てくる!!』と言ってさっさと自分の部屋に上がり、すぐに戻ってきて、それで「水曜日の1時間目」と決まりました。

 

 

 

理由は、そこが担任の先生の授業だから。あと、遅刻の時間になると、「もういっかー・・・」という気持ちの方が大きくなるから、だそうです。なるほど。

 

 

 

そのまま次男は風呂に入りに行き、わたしは寝るために自分の部屋へ。ふと思ったのが、「まるで、初めてスケートする人みたいだな」ってことでした。ほら、壁を持ちながら、足をぷるぷるさせて、手を引っ張ってもらって滑る練習する人、みたいな。笑

 

 

自分で練習して滑れるようになる人もいるけど、手を取ってもらって、次第に慣れていくことが必要な人もいるんだなあ。

 

 

その時に合わせて思い出したのが、次男が小学1年生の時に、学童のイベントで一緒にスケートに行った時のこと。初めてのスケートなので、次男はもちろん滑れなかったんですけど、ゲラゲラ笑いながら、1人でこけながらバタバタ足を動かして、前に進もうとしていたんですよ。ずっと。

 

 

わたしがいくら、教えようか?手を持とうか?って言っても全然聞く耳持たずで、転んでも転んでも、ゲラゲラ笑いながら。

 

 

本来の次男はそういう天真爛漫さというか、怖いもの知らずなところもあるんだけど、学校に関しては、何かしら「怖さ」を感じるようになってしまったんだなあ。それこそ、手を取ってもらわないと行けないくらいに。

 

 

少ししんみりしたけれど、自分の「行きたい」に向き合って、具体的にどうするかもしっかり考えられるようになってきた次男のことを、頼もしく思いました。

 

 

さて、担任の先生に連絡したら、予想通り大いに喜んでくれまして、水曜日の希望の時間に迎えにきてくれることに。次男が選んだのは、1時間目の直前とかでもなく、普通の登校時間。朝早いのに、先生ありがとうございます。

 

 

ただ、当日になると無理になる可能性もあったので、「今は行きたい気持ちでいますが、きていただいても行けなくなるかもしれません」とはお伝えしておきました。担任の先生も、「もちろんです!」と言ってくださったので、一安心。この先生、ほんまにいい先生やわ。次男、義務教育8年目、不登校7年目にして、ようやくいい先生に巡り会えました。

去年は最悪やったけど。笑

 

 

さて、当日。どうも緊張して夜遅くまでごそごそしていたようなので、起きれないのではないかな〜って思っていたんだけどね。7時過ぎ、起こした方がいいかなと思って部屋に行こうとしたら・・・・すでに電気がついて、ごそごそやっておりました。寝るのが遅かったのに、起きてるわ。

 

 

朝ごはんも食べて、おもしろ動画もしっかり見て、着替えて。8時ちょうどに迎えにきてくれた先生と一緒に、すんなりと登校。玄関を出た次男に対して、先生が肩を力強くガシッと掴んで、「素晴らしい!!!」って言ってくださったのを聞いた瞬間に、思わず涙ぐみそうになったわ。;;

 

 

在宅勤務だった夫も気になっていたみたいで、登校した気配を察知して、「い、行ったな・・・!」と言いに、部屋から出てきました。笑

 

 

 

受けた授業は、次男の希望で、1時間目だけ。それも玄関先で先生にお伝え。そういえば行く前に、「あのさ、1時間目だけで帰ってきても、頑張ったって思っといてや?」と言われました。

 

 

そんなん、行こうとしてるだけですでに頑張ってるってーーーーー!!!1時間目までなんて、頑張りすぎてるくらいやってーーーーー!!!

 

 

 

安心してください!!わかってますよ!!!(安村さんふうにwww)

 

 

 

宣言通り、1時間目だけで帰宅した次男は、すごくやりきった感じの、表情でした。本人も、「1日の最初にこんなにがんばって、今日はめっちゃ充実してるわ!!」って言ってた。笑

 

 

 

そして、これから毎週水曜日、1時間目に行くことにしたそうです。担任の先生とも話をして、毎週迎えにきてもらうようにしたそうな。朝からありがたい・・・!

 

 

わたし的には、毎週水曜の朝8時には、着替えて顔洗って化粧しておくところまでスタンバッておくことがちょっとドキドキやけども。笑

え?どーでもいいって?www

まあ、最悪化粧はしてなくてもええか・・・・。笑

 

 

 

ちなみに、特に疲れもせず、なんなら少し物足りないくらいだったそうです。でも、その「物足りないくらい」が大事だから、そうやって徐々に慣れていくんだって。うんうん、だいじ!!

 

 

そうして、「いく前まではすっごく緊張していたけど、行ってしまえば大丈夫だった」そうな。

 

 

去年は4月に3日間だけ登校して、その学年の間は「学校に行かないこと」「1年生のうちは、行かない自分でもいいと思うこと」に向き合っていた次男。

中学2年生の今年は、やはり4月に3日間だけ登校したあと、「どうやって学校に行くか」に向き合っていました。

 

 

表面だけみたらおんなじだけど、内面の葛藤はめちゃくちゃ違う。本当に頑張っています。

 

 

来週も行けたらいいね。

 

 

1回行ったからって、終わりじゃない。決めたからって、できるとは限らない。

波はこれからも必ずあるけれど、とりあえず今回、次男が自分で決めて、自分で行動できたことが、嬉しい。

 

 

<余談>

そういえば、漫画「宇宙兄弟」で、パニック障害を克服するためのエピソードと似てるかも、とも思っちゃった。

 

 

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