・杭州で1粒129元(約2600円)の“超高級梅”が話題に。  
原材料は普通の話梅とほぼ同じだが、店側は「進贡級の羅光梅」を使い、5〜6か月熟成させるため高価だと説明。
昔なら皇帝に献上してたかもしれない梅という触れ込み。

・実際には、2粒で157.52元(約3200円)。  
それでも買う人は多く、20粒以上まとめ買いする客も。
中には「1粒で3日間水出しできる」と語る人までいて、
もはや“高級梅ティーバッグ”のような扱い。

・市場監管局は「価格は市場が決める。明確に表示されていれば問題なし」とコメント。  
買うかどうかは消費者の判断に委ねられる。

・専門家の見解:  
商品には味だけでなくステータス(社会的区別)の役割もある。
希少性が高ければ価格は上がるのが市場の仕組み。
消費者は自分の価値観と財布と相談して選べばよい。

“進贡級”とは何か(歴史的背景)
進贡(しんこう)とは、
古代〜清朝まで続いた「地方が皇帝に貢ぎ物を献上する制度」のこと。

皇帝に献上される品は、
その土地で最も質が高い・希少・美味・美麗と認められたものだけ。

茶、絹、香木、果物などが多く、
その中でも特に優れたものは「贡品(貢品)」と呼ばれた。

現代では制度は存在しないが、
“進贡級”は「皇帝に献上できるほどの最高級品」というブランド表現として使われる。

つまり今回の話梅は、
「皇帝も喜ぶレベルですよ」という歴史ロマンをまとった商品というわけ。

もちろん、実際の成分は普通の話梅とほぼ同じなので、
価値の多くは希少性+ブランド物語+サイズの大きさにある。