便利さは、時として脆弱性を持つ。
私の家のドアもリフォーム時にスマホキーになってしまったが、大丈夫だろうか?
こんな記事が。
中国中央テレビ(CCTV)の報道によると、スマートドアロックの安全性に関する比較試験で、印刷した写真1枚で解錠できてしまう製品が確認された。
京津冀(北京・天津・河北)三地域の消費者協会が、20ブランド・30機種の人気スマートロックを調査した結果、一部製品では顔認証の精度が低く、登録者の写真でも開錠できたという。
技術者によれば、メーカーが「瞬時に開く」快適さを重視するあまり、顔認識の安全閾値を下げていることが原因。
閾値を高く設定すれば安全性は上がるが、開錠に時間がかかる傾向がある。
また、ICカードによる予備解錠機能にも問題があり、調査対象30製品のうち19製品がICカード付きで出荷され、そのうち12製品はカードをコピーして開錠可能だった。
一部カードは暗号化が弱く、非接触でも情報を読み取って複製できるため、犯罪者が「万能カード」を作成して侵入する危険がある。
専門家は、ICカードを持ち歩く際はコピーされるリスクに注意し、使用しない場合は設定で機能を無効化するよう勧めている。
さらに、遠隔操作機能付きスマートロックでは、通信データが暗号化されていない製品もあり、パスワードや開錠指令が平文で送信されるケースが確認された。
同じネットワーク内にいるハッカーが情報を傍受し、指令を再送して不正開錠する可能性があるという。
この報告は、スマートロックの便利さの裏に潜む「認証精度」「データ保護」「暗号化」の重要性を示しており、
専門家は「利便性より安全性を優先すべき」と警鐘を鳴らしている。

