うちの黒豆

旅先シリーズ第３段。15分でできる簡単黒豆です。今年は旅行中でおせちは支度しませんが、というか……、旅行中でなくてもお雑煮とお煮染め、あとはおせちのまねごとを数品しか準備しない手抜きな私ですが、黒豆だけはやっぱり食べたい。
　子供の頃のお正月は毎年決まって祖母の家に親戚中で集まるのですが、それぞれの家族がお重を持参。「。。さんの照り焼きを食べないとお正月がきた気がしない」とほめあったり、「今年は全部娘が作りましたの」どと娘自慢が始まったり、「今年はどこそこの××を取り寄せてみましたのよ」と誰かが言えば「それは珍しいねえ」と座が盛り上がったり……。それはにぎやかな宴がくり広げられたものでしたが、私を含め子どもたちはどんなごちそうより、黒豆に夢中。祖母や叔母たちがつくった黒豆には、それぞれ個性がありました。祖母のふっくらやわらかな黒豆もおいしかったし、わざと堅めに炊く母の黒豆も好き。親戚で集まる元旦だけでなく、その後何日も同じおかずが続くわけですが、黒豆だけは飽きることなく毎回取り皿に盛っていた気がします。
　すみません！　つい話が長くなりました。母のも祖母のも懐かしい味ではありますが、たくさん食べたいから私の黒豆は本当に薄味。とっても簡単だから、お正月だけでなくふだんのおかずに、おやつにしばしば登場するのです。
　圧力鍋さえあれば作り方はホントに簡単、15分もあれば完成の、うちの黒豆レシピをどうぞ♪

☆材料：作りやすい量☆
黒豆　1/2カップ
水　180cc
みりん　50cc
醤油　大さじ1/2

１
黒豆は洗ってざるにあけます。

２
材料全部を鍋に入れて火にかけ、しゅんしゅん言ったら弱火で１５分で火を止め、圧が自然に抜けるまで放っておいたら完成です。


　出来ました♪　あらかじめ豆をつけておいたりもしない手抜きバージョン。砂糖は使わないからほとんど甘くありません。薄味だから保存もきかない、冷蔵庫で３日程度でしょうか。でも、豆がほくほく甘くておいしくて、これはカッパの大好物。「ママ、黒豆ってもっと甘いものじゃないの」と言いながら、結局この分量、すぐに食べてしまいます。たいてい残りませんが、これくらいの甘みだったらおかずにも展開できるのも嬉しいところ。ビーンズサラダに変身したり、つぶして粉と混ぜ、ほんのり甘いお焼きにしたりアレンジがきくから便利です。そうだそうだ、加熱時間ですが、これは圧力鍋の種類によっても違うかと……。私のはヘイワの圧力鍋です。ご参考までに。

　コメントのお返事がまったくできてなくてホントすみません。ネット環境がどうにも悪くて……。それからこれはこの場を借りて……。メールをくださった方々へ。返事なんどもかいたのだけど、なにがどうしてうまくいかないのだか……、メール受信できて送信が出来ないのです。無視してるわけじゃないのです。お許しを。
　ホントはパリの写真載せたかったのですが時間切れです。ごめんなさい、また明日！




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