ふたりのお離れ モテル美佐ご | お散歩日記

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路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。

相模乃国神奈川県は横浜市戸塚区の連れ込み旅館「モテル美佐ご」へ。









正月の風物詩箱根駅伝にてランナーが走行する国道一号線原宿交差点。古くは東海道五十三次に於ける宿場町たる戸塚宿と藤沢宿の中間に位置するのが「原宿」。横浜市と藤沢市、鎌倉市のボーダーラインにある街。




原宿交差点を鎌倉方向へ進んだ先に艶かしき昭和レトロな雰囲気の連れ込み旅館「モテル美佐ご」あり。帝都の原宿から派生した「裏原系」に擬えるならば、言わば「ハマの裏原系」と称しても遜色はあるまい。




原宿交差点から鎌倉方向へ進み一つ目の歩道橋「小雀第二歩道橋」より「モテル美佐ご」が店舗を構える一画を俯瞰す。ご覧の通り、繁華街でも遊廓赤線跡地でもない無機質な住宅地にて唯一軒連れ込み旅館が営業。





早速現地へ赴くとしよう。小雀第二歩道橋から小雀浄水場方向へ入り込むと直ぐに看板を確認出来る。





この看板は産廃関係の業者敷地内に掲げてある模様。




この辺り一帯は産廃関係の業者が目立つ。




旅館の隣も産廃関係の業者であろうか、業者がヤードを構えている。





先の看板を拡大。「ふたりのお離れ」と言う秀逸なキャッチコピー。





旅館の先には神奈川県県営団地「原宿団地」がある。住宅地と産廃業者に囲まれた連れ込み旅館。





下記写真向かって右が「モテル美佐ご」。





看板を拡大。これで「美佐ご」と読む。モテルとはモーテルの意であろう。





価格設定を訂正した痕跡あり。





静かなしっとりとした雰囲気の看板。夜間は暗がりに艶かしく灯りが点くのであろう。





入り口付近。ラブホテルやファッションホテルと言う呼び名はそぐわない。連れ込み旅館、桃色旅館の呼び名こそ相応しい妖艶な雰囲気。





営業開始は昭和四十年代と言う。ふと見上げると布団が干してある。逢瀬の数だけ染み込んだ結晶、連なり目合ふ幾千羽。








・・・・・・・・・・嘗てここから少し離れた場所にも似た雰囲気の連れ込み旅館が一軒あったが現在は営業しておらず。







モテル美佐ご

住所:神奈川県横浜市戸塚区小雀町1978
電話番号:045-851-3353