新潟県上越市直江津(旧直江津遊廓)其の貮 | お散歩日記

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路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。

旧直江津遊廓の廓内へ進みませう。










現在の中央五丁目、ここが嘗ての直江津遊廓(厳密に言うと直江津の別の場所から移転されて来たようです、中央三丁目も古くからの遊廓があった場所とされている)。戦後の赤線時代を経てからも、もぐりの業者が此の地で細々と営業を続けていたとの証言もあり。
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昭和三十八年の住宅明細地図にて確認。この時代はそれらしき香りは地図を眺めている限り、漂ってきませんね。地図にあるテニスコートの周囲が直江津遊廓の廓内。
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毎度おなじみ笹川正榮氏の「新潟県遊廓ご案内帳」にある「直江津遊廓」の頁をガイドブック代わりに・・・・。青木楼、有楽楼、新潟楼、三国楼、笹川楼、長栄楼、浜松楼・・・・・とありますね。
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旧廓内にある「旅館有楽」。笹川氏の著書に「有楽楼」とあることから、この旅館は転業旅館なのではないでしょうか?
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写真に見える広場は上記地図にあるテニスコート。嘗てはこの広場の周りを妓楼が囲んでいたのでしょう。
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日本海の潮風を感じます。幅員の広い道路も遊廓のセオリー通りですね。右手に見える中華屋の「上海軒」、ここは美味かった!
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現在営業はしているのでしょうか?小さなスナック群が。
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明言は避けますがあの頃の「面影」なのでしょうかね・・・・・。
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素敵なデザインのスナック。「バロン」?笹川氏著書の写真にある今井旅館のお隣さん。今井旅館は取り壊されてしまったようです。
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お馴染みの鑑札が。
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こちらは日本料理屋の「松風園」。
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季節外れ過ぎる写真也。それもそのはず、ここを訪問したのは春先なのですから。
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微妙にハート型を刻んでいるようにみえますね。この「松風園」、遊廓時代から続いているのでしょうか・・・・。
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旧直江津遊廓の傍らにひっそりと鎮座されます日野宮神社。
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帰り道に立ち寄った「なおえつ茶屋」、遊廓跡地巡りの途上に寄ったと呟いたら、界隈の四方山話を聞かせてくれました。お客さんでたまたま来ていた地元の鳶の棟梁も交えて。
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お店にあったノートに一筆啓上をば。

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