派手な看板には「すっぽん」の文字が。今回はこのすっぽん屋の「粋廣」へ入店致しました。
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「粋廣」のオヤジさんから頂いた名刺。すっぽん料理は高価なイメージが付きまといますが、その中でも比較的リーズナブルな「薬草すっぽんラーメン」を食べるのが目的です。
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前述した「個室ヌード宇宙船」の二軒隣に「粋廣」はありました。では早速お邪魔致します。
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そう広くない店内にはカウンターとお座敷。私はカウンターへ。
「山菜採るのは良いけれど、山菜の仕込みがホネだよね。今日の午前中も山菜採りに出かけてたんですよ」
そう語る昭和二十一年生まれのオヤジさん。すっぽん効果の所為でしょうか。年齢よりも肌の色艶が非常に良いのが印象的でした。「粋廣」は平成二年からここで営業しています。
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カウンターの前には一般的なお酒の他に、手造りの「薬酒」が並べてあります。オヤジさんが採ってきた山菜類を酒にしたもの。
「スズメバチやマムシの酒も造ったよ。でもマムシ酒はもう懲り懲りだよ。マムシ酒作ってたら猫がイタズラしてさ。マムシが逃げちゃったんだよね。あれはたまげたよ。マムシが見つかるまで、暫く眠れなかったもん」
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お分かりでしょうか?桶の中には、すっぽんがいます。早速すっぽんラーメンを注文しましたよ。
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これがすっぽんラーメンです。意外とあっさりとしているのです。スープまで一滴も残さずに完食。
「鳥や豚のスープは一切使っていませんよ。すっぽんのみ。すっぽんは速効性と持続性あるからね。六時間後が一番効果が出ますよ。夜の仕事とか深夜に会議する人たちがウチに駆け込んできて食べて行くこともあるよ」
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すっぽんラーメンを食べた後は新潟県五泉市の銘酒「菅名岳」を冷酒で頂きます。「粋廣」は自家製燻製も食べさせてくれるのです。肴には牡蠣の燻製を。
「ウチの牡蠣は完全に水分を抜き取っているからね。他所の燻製は少し水分が残ってるでしょ?あれじゃダメなんだよなぁ」
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オヤジさんが次々と採れたての山菜を振舞ってくれます。向かって左が「行者ニンニク」、右が「わらび」。
・・・・・この時、オヤジさんが山菜の本を二冊持ち私の隣に腰掛けます。オヤジさんによる山菜講義が始まりました。
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こちらは「わさび」です。鼻にツンと来ます。胃にも刺激が来ますが、如何にも身体に良さそうな刺激です。
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〆に「またたび酒」を飲みました。またたびの語源は、山を越えていた旅人が疲れ切ってどうしようも無かった時に、またたびを食べたら「また旅に出たくなった」から来ています。薬酒は三五度以上のアルコールに漬けて造るそう。それ以下の度数だとダメになってしまうのだとか。
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帰り際にオヤジさんよりお土産を。出雲崎で採った「山うど」です。自宅にて味噌をつけて夕食に。これが本当に美味しいのです。ありがとうございました!
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「シモ」に効きそうな食材ばかりを摂取したこの日の晩、お部屋に戻りバタンキューで寝た私は「制服のスカートのみを纏った半裸の女子高生と体育館で戯れている」エロチックな夢をみたものです。すっぽん&またたび効果だったのでしょうか?
しかしながら翌日の仕事面では効果覿面でした。長距離の車の運転&厄介な事務作業を抱えていたのですが、疲れることもなくその日の業務をこなしました。間違いなく「粋廣」の食材効果でしょう。