京都市伏見区(中書島遊郭跡地) | お散歩日記

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路地裏、バラック、長屋、昭和の香りがする飲食街、遊郭赤線跡地、廃墟、古い町並み、山奥・・・・そんな場所を訪れては下手糞な写真を撮っております。

清水五条から京阪本線(おけいはん)に乗り中書島駅へ。木村聡著 赤線跡を歩くに因ると、灘と並ぶ酒どころの伏見には、歴史に彩られた二つの遊郭があった。一つは太閤の時代から栄え、赤穂浪士が密議を重ねたという撞木町、もう一つは河港のあった中書島で、どちらも昭和三十三年に色里の歴史を閉じるまで、時代ごとの求めに応じていた、とあります。











中書島駅前の商店街の様子。
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レトロな趣満載の銭湯がありました。
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新地湯。ただ今午前9時。まだ営業していません。
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中書島のスナック街。時間を改めて夕方にでも何処かへ入ろうかなと計画していたのですが、結局京都駅近くの飲み屋さんへ。次回京都を訪れた際は、中書島界隈の飲み屋さんで一献も楽しそうです。
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島の弁天様こと長建寺
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中書島遊郭の起源と共に、戦後当地出身の小説家西口克己の小説「廓」がベストセラーになり、日活映画「無法一代」で全国に紹介された。立派な遊郭建築もかなりあったが今では解体されあとかたもなくなった。ただ高浜虚子もこの土地の全盛時代の昭和の初めごろ訪れ一句残している、とあります。
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お稲荷様も鎮座されておりました。
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現在の中書島駅界隈は閑静な住宅街です。当時の香りのする建物は殆ど残っていません。以下の画像は中書島遊郭を僅かに偲ぶことが出来る一角。
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中書島は歴史好きな方も楽しめますよ。本来は歴史好きな方が訪れるのが一般的で、私のように遊郭探索する者がマイノリティなのです(笑)言わずと知れた寺田屋です。早い時間なのにも関わらず、開場を待ち侘びる坂本龍馬ファンの歴女な方々が大勢いました。
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龍馬通り商店街を駆け抜けて少しだけ坂本龍馬に近付いた気持ちになれました。
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酒どころの伏見、酒蔵が数箇所ありました。しかしながら酔っ払うのにはまだまだ早い時刻(何しろまだ朝ですから。普通の人が通勤通学する時間ですよ)。飲みたい気持ちをグッと我慢して次なる場所へ移動しましょう。
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