■ここは必ずチェックしよう!正味財産増減計算書■ | 公益法人専門の税理士(いずみ会計事務所・税理士浦田泉)

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【質問】
正味財産増減計算書を見るにあたり、最低限チェックしなければならないところがあれば教えてください。

【回答】
当期経常増減額がマイナスになっていないか、経常外収益や経常外費用がないかどうか、指定正味財産増減額がないかどうか、といった点をチェックしてみてください。



(1)経常増減の部…当期経常増減額がマイナスになっていないか
当期経常増減額がマイナスということは、通常通り事業を行った結果、法人が赤字ということです。
その赤字の原因が突発的なものなど、理由があるのならば問題ありませんが、何が原因かわからないけれど赤字な場合このまま事業を続けると赤字が慢性的に続くことになり、法人の存続にもかかわります。

なぜ赤字になったのか、その赤字は次の事業年度以降は解消できる見込みなのか。
もしそうでないならば事業を根本から見直す必要も出てくるため、ここのチェックは重要です。

(2)経常外増減の部…経常外収益、経常外費用がないか
経常外収益や経常外費用があるということは、通常とは異なる特別な収益や費用が発生しているということになります。
どのような理由で発生したものなのか、きちんと把握しておくことが重要です。

(3)指定正味財産増減の部…指定正味財産増減額がないか
指定正味財産が増加している場合、使い道の定めがある寄附をもらったということなので、いつ、誰から、どのように使い道が定められた寄附をもらったのか、を確認する必要があります。
また、指定正味財産が減少している場合は、寄付者の定めた使い道どおりに資産を使ったということになりますので、実際にその使い道どおりに使っているかどうかを確認することも必要です。



出典:公益法人会計.com



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いずみ会計事務所 税理士 浦田 泉(Urata Izumi)

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