ミシェル・ブヴァールが公演に向けてメッセージ | 住友生命いずみホールのブログ

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フランス・オルガン界の大家ミシェル・ブヴァールが、パートナーである宇山=ブヴァール・康子と共に出演する「フランス・オルガン音楽の魅惑【特別編】」。

公演に向けて、ブヴァールよりメッセージが届いていますラブレター

 

 

 

住友生命いずみホールへお越しの皆様

 

日本に数ある素晴しいパイプオルガンの中でも、住友生命いずみホールの楽器はぜひ多くの方に聴いていただきたいもののひとつです 。フランスの名工イヴ・ケーニヒが手がけたこのオルガンは、私が1980年代に師事していたオルガン演奏の巨匠アンドレ・イゾワールが設計に携わっていて、バッハの傑作群を含むドイツの音楽にも、またクープラン一族からメシアンを経て現代に至るフランスの音楽にも、ひとつの楽器で等しく細やかに 対応できるよう作られています。

 

ドイツとフランス、つまりヨーロッパ音楽の根幹をなすと言っても過言ではない美の体系それぞれの素晴しさを、私と宇山=ブヴァール・康子との夫婦共演でお聴かせしましょう。プログラムに選んだのは、両地域でオルガン独奏、ないし三手や四手によるオルガン連弾で弾けるよう作曲された作品の数々で、どれも見事な多声音楽ばかりです。バッハのオーケストラ曲もいくつか、我が師アンドレ・イゾワールがオルガン奏者のために編曲した版で取り上げます。モーツァルトの室内楽曲 も弾きますし、18世紀のグリニーから20世紀のメシアン、デュリュフレまでフランスの巨匠たちの曲も盛り込みました。

 

どうか一人でも多くの方に、私たちの演奏に触れていただけますように。

お越しいただいただけのことはある、そんな機会になろうかと存じます。

皆様を会場でお迎えできる当日を心より楽しみにしております!

 

ミシェル・ブヴァール(オルガニスト/プロデューサー)

※訳:白沢達生

 

住友生命いずみホールのパイプオルガンの魅力を熟知するブヴァールがお贈りする「パイプオルガンによるヨーロッパ音楽旅行」をお聴き逃しなくベルベル

 

 

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