新生アンサンブル・ウィーン=ベルリン登場! | 住友生命いずみホールのブログ

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本日は七夕ですね。大阪はあいにくのお天気くもりとなりました。

さて、明後日9日“新生”アンサンブル・ウィーン=ベルリンがいずみホールに登場します。1983年にウィーン・フィルとベルリン・フィルの名だたる奏者たちによって結成された歴史を持つスーパー木管五重奏団です。結成20年を機に最後の創設メンバーであるシェレンベルガー(オーボエ)が引退、まったく若返った新しいアンサンブルとしてスタートを切りました。

そこで、本日は今回のプログラムについてリーダーのシュテファン・ドールからのメッセージをご紹介します。



 素晴らしい仲間たちと演奏することは私にとって大きな喜びですし、五重奏団としてもっとコンサートができる時間があればと願っています。でも残念ながら、忙しい5人のスケジュールを合わせることは困難で、なかなか思うようにはなりません。ですから、この夏日本でアンサンブル・ウィーン=ベルリンとして活動する貴重な時間をもてることを、私たちは皆とても喜んでいます。

 2015年7月日本ツアーのプログラムを作る上でのコンセプトは、4世紀にわたる作品を通して、木管アンサンブルの伝統に敬意を表することです。つまり、一貫性があり、少しユーモアも交え、しかし同時に機知と高度な演奏技術もあるというプログラムを作るということでした。5つの楽器だけでこれほど変化に富んだ音楽が生み出されるというのは、本当に素晴らしいことです。そして当然ながら今回の私たちのコンサートはこれまでのようにこじんまりした会場でのコンサートではありませんが、それとよく似た親密感を、5つの楽器がこの音楽構成で演奏することで作り出すことでしょう。
 この素晴らしいメンバーと共に、今回のプログラムのもつ音楽的インパクトの幅を広げていけることを大変楽しみにしています。そしてもちろん、そのようにして私たちが作り上げる演奏を、聴衆の皆様に楽しんでいただけることを願っています。


木管アンサンブルの新しい可能性を切り開こうという意欲と、「ウィーン=ベルリン」の名とともに受け継いだ木管アンサンブルの伝統への自負も感じさせられます。

今回の編曲作品はウルフ=グィド・シェーファーのアレンジです。彼はマーロット五重奏団(ドイツ)のクラリネット奏者をつとめていて、木管五重奏ならではの美しさや効果、色彩感などを知りつくした編曲を発表しています。こちらにもぜひご注目ください。

チケットはS席、学生券を発売中です。
お問合せ&ご予約はいずみホールチケットセンターまでお気軽にどうぞ。
06-6944-1188(10:00~17:30)

7月9日(木)開演19:00
「アンサンブル・ウィーン=ベルリン」
S=¥7,000 学生=3,500 A席売切れ


ペンギン企画担当でしたペンギン