来週土曜日に迫ってきました、いずみシンフォニエッタ大阪 定期演奏会。
「抑圧からの挑戦!」ということで重たいテーマなのですが、
圧政をうけながらもシンプルかつ美しいヴァスクスのカンタービレ、
要注意人物となっても体制に迎合せす前衛を貫いたデニソフ(難曲です!)が前半、
後半は新実徳英氏の新作に、
ピアノとトランペットのアクロバティックな技巧が楽しみなショスタコーヴィチという構成です。
来週のリハーサル開始時には、現場の臨場感あふれるリポートをしたいと考えています!。
本日は、新作を委嘱した新実徳英氏について。
東日本大震災後、新実さんは「つぶてソング」という歌曲を作り続けています。
これは、知人であり、震災の被災者である詩人の和合亮一氏が、twitter上で発表し続けた「詩の礫」に作曲したものです。
新実氏は、この曲を自ら歌った動画を撮影、youtube上で発表し話題となりました。
その後合唱版の楽譜が発売され、各地で「つぶてソングの集い」が開かれるなど、
多くの人たちがこのうたを歌っています。
今回の新作でも、「震災で受けた心のふるえを音楽で受け止めたい」と語る新実さん。
1/28 いずみシンフォニエッタ大阪 定期演奏会
新実徳英:室内協奏曲 第2番 TERRA にご期待下さい