さくらも美しく咲いて、いよいよ新年度がはじまりましたね

先月のブログで、2026年度の住友生命いずみホールは、ベートーヴェンを特集することをお知らせいたしました。
前回のブログはこちら
その「走りだす、ベートーヴェン」の中には、もうひとつのシリーズが並行しています。
2026~2027年、2年にわたりお贈りするベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲シリーズ「彗星 8つの軌道」。
ベートーヴェンが遺した32曲のピアノ・ソナタ全曲を、世界各国より8名のピアニストが集い、リレー形式でお届けするプロジェクトです。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタは、作品によって難易度、求められる技術や描写が多様で、「ピアノの新約聖書」とも呼ばれています。1名のピアニストによる全曲演奏や録音は多く見られますが、文化や世代が異なる複数のピアニスト達が描きつなぐことで、その芸術の多彩さがより明確に伝わり、一方で貫かれている本質を映し出すことを狙った企画です。
32曲のソナタは、ホールの音楽アドバイザーの堀朋平が8つのプログラムに振り分けました。8公演全公演をまとめてお聴きいただく醍醐味と、1公演毎のリサイタルとしても魅力にも配慮した、住友生命いずみホール・オリジナル・プログラムです。
出演ピアニストにも企画担当のこだわりが詰まっています
ベテランから若手まで、そして日本はもちろん、各国を代表する名手の皆さんにご参加いただけることになりました。
8つのプログラムの中から、「このプログラムを弾きたい!」と、それぞれお選びいただきました。
2026年度にご登場する3名は、皆さん住友生命いずみホール初登場のピアニストたちです。
シリーズ第1回目に登場するのは、現在最も注目の若手ピアニストのお1人、鈴木愛美です。
大阪府出身で、2024年に開催された浜松国際ピアノコンクールで、日本人で初めて優勝した逸材です。
シリーズに登場する中で最も若い彼女が、一番最後のソナタ第32番がメインとなったプログラムを選択してくださったことに、堀アドバイザー共々わくわくしています。

©井村重人
今年12月には、アブデル・ラーマン・エル=バシャが登場。名手エル=バシャは、堀アドバイザーが練り上げた8つのプログラムを大変気に入ってくださり、「どのプログラムも演奏したい」と言ってくださいました。独自の解釈で繰り広げる演奏で高い評価を受けるエル=バシャ。彼が描くベートーヴェンは聴き逃せません。

©Marco Borggreve
そして、企画担当イチオシのピアニストが来年1月に登場するソン・ミンスです。韓国とアメリカを拠点に活動を繰り広げる名手が奏でるのは、難曲〈ハンマークラヴィーア〉をメインとしたプログラムです。彼は、2022年のヴァン・クライバーン国際コンクールで優勝したイム・ユンチャンの師匠としても、知られています。思慮深く哲学的な演奏が唯一無二であると世界中のピアノ愛好家から注目の的です。大阪では初めてのリサイタルとなります。

ⒸShin-joong Kim_MOC
2027年度には、
5月に北村朋幹(ホール所蔵のナネッテシュトライヒャーを演奏)、6月に小菅 優、9月にレミ・ジュニエ、10月末には小山実稚恵、そして締めくくりとなる11月にはゲルハルト・オピッツの5名が登場します。
こちらも詳細をお楽しみにお待ちください
生涯にわたり作曲し続けたピアノ・ソナタを通じて、作曲家・ベートーヴェンが追求した芸術を深く聴衆に届けることを目指す企画「彗星 8つの軌道」にご期待ください

2026年度に開催する6公演に、レクチャー&コンサートご招待が付いたセット券は好評発売中です。
セット券は残りわずかです。お求めの方はお急ぎください。
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