梅雨、台風の季節ですね。
「天気が悪いと関節が痛む」といったことをよく聞きませんか?
この天気と痛みに関して、〝歳だからよ〟で片付けられない理由があるのですよ。
体中の関節とは、骨と骨の接合部であり、そこに神経は存在しません。
だから、骨が痛いというのは本来なら、存在しない痛み。
しかし、たしかに関節は痛む、改善したい!とヨガを始める方も多くいらっしゃいます。
この理由は「関節を包む膜(関節包)の外側に神経がたくさん分布している」から。
骨が痛むのではなく、その膜が引き伸ばされたりすることが、「痛み」とし認識されます。
低気圧が近づく、梅雨、台風などの季節に痛みを訴える方が多いのは以下の理由です。
低気圧によって外気の気圧が下がると、関節の中の圧が高まり、痛みとして感じられる。
関節を包む膜の中にある液体(=滑液)の粘度が高まり関節の滑りが悪くなり、痛みとして表れる。
この液体は少し粘性がありヌメヌメしていますが、この粘性は温度によって変化します。
油を想像するとわかりやすいです。温度が下がると粘度が上がり(さらにヌメヌメする)、
温度が上がると粘度が下がる(サラサラする)のです。
骨と骨が擦りあうときには、この粘度が高すぎないほうが関節運動がスムースに起きるのです。
また冷えやすい環境にあると
この液体の粘度があがり、骨同士の引っ掛かりがでてきて骨にストレスを与えてしまいます。
「膝や腰が痛い時は温める」というのはこの背景があるため。
梅雨冷え、電車やバス、スーパーの冷房ギンギンには、要注意!
では、関節の痛みを取る最良の方法とは?
「関節周囲の筋肉を使用し循環を改善する」ことにあり、さらに関節の温度を上げるには「関節周囲の筋肉を使用して筋温を上げる」ことにあります。
共通項に気づきましたか?!
痛い時に安静にするのではなく、痛いながらも動ける範囲で、しっかりと関節を使い、筋肉を温める事が痛み軽減の近道です。
※どの程度の痛みが受容できるかはやはり運動指導の専門家にみてもらうべきです。
痛い「動かない」→動かないと「動けなくなる」→動けない「痛みが増加」する
(ふりだしに戻る)といった痛みの悪循環に陥ることがあります。
この循環を断ち切るには大変な時間と意識が必要となるのです。
早い段階より予防的に運動に取り組み、痛みが出ても自分で調整できる身体作りを目指す運動を習慣づけるといいですね。
全身をくまなく使い、一人一人の調整を大事にした当教室のヨガでより良く過ごしていきましょう!!