薄茶のお菓子は観世井 | 茶道の周辺あれこれを 横浜

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茶道の稽古で使用したお菓子のお話しです。

 

今週は薄茶の御菓子として

観世井を使用しました。

鶴屋吉信の製です。

 

 

流れ星

この渦は龍が井戸に飛び込んで

水が滾(たぎ)った形だそうです。

 

半生菓子で、ボリュームがありました。

中は潰し餡で

小豆の風味が効いていました。

 

賞味期限ぎりぎりで頂きましたので、

冷凍して今週の稽古で使用しました。

 

 

美味しく頂きました。ご馳走様でした。

 

流れ星

おまけ 

 

観世井について 栞によると

 

・足利幕府創建の頃、

花の御所には鎮守の森があり、

清水が湧く井戸があった

 

・ある日、龍が降りて

この井戸に入ったので水が滾った

 

・三代将軍足利義満は能を好み、

この地を観世家に与えた

 

・よってこの井戸を観世井といい、

水が滾った形を観世水という

 

美味しく食べて勉強になりました。