ずっとブログ
更新出来ていなかった


どーんと沈みながら
今、書いています

2週間前の日曜日

昨年、結婚した子から
夫へ電話があって

その電話の事で
私たちは
迷子になってしまった



私たち夫婦は再婚で
夫には息子が三人
そのうち双子がいて
双子と兄ちゃんは同い年

私には
兄ちゃんとチビの
二人の息子で
私たちには合計五人の息子が
いる
(子供四人が
成人した時に再婚して
三人の息子からの連絡は、
やはり夫にするわけで)

キッチンに居る夫の
電話の声が
めちゃくちゃ明るくて
大きな声で
すぐ横のリビングの私は
引いちゃうくらいな
喜びようで。

「おおー!そうかあ。
一戸建てかあ。
〇〇市か〜。
懐かしいなあ。
お前の同級生も
近くに居るかもしれないな〜。
すごいなあ。
、、、中途盛り上がり部分は
省略、、、、

で、お腹の子は順調か?
そっかそっか
予定日9月頭だもんな。
八月終わりに
生まれるかもしれないよな。

(、、、笑い声、、、
楽しみだなあ
そう言う言葉の羅列が
楽しそうな笑い声と共に
続く会話)」

辛いなあ
なんだか嫌だなぁ

あ。
なんか私ダメだ。

呼吸が難しい
頭痛いし、
手に汗が出るし


「〇〇が〇〇市に
新築の一戸建て買ったんだって。
すごいよなあ、あいつ」
って私に夫は報告。

チビは塾で
居なかった。

私は夕ご飯の食欲が
一気になくなり
吐き気がして
寝室に。


「この家には
もう居たくない」

そう思って
寝室で声を殺して
泣いていたけれど
嫌になり、
カバンを持って
家を出ようと思った。

何故か夫は居なくて、
引き止められもせず

私は車に乗って
夜の街を走り出した。

友達の家を目指した。
泊めてもらおうと思って。

でも、
チビを置いていけない
私が帰らなかったら
チビが
心配する。

コンビニの駐車場で
車を停めてた

夫からLINE
「本屋に居るの今?
僕はチビの参考書買いに今、
本屋から戻ったよ。
何時ごろ戻る?
僕今夜毛染めしたいから
先にお風呂入って
もらえるかな?」

何も分かって無い夫

「オッケ
いま帰る」
そう返信した。


夫に言う気は
無かったのだが

寝る時に
結局、
私の怒り心頭で

夫の電話の喜びようを
非難する言葉が
私の口から溢れ出て
それを止めるスイッチは
どこにも無かった

止める気持ちより
吐き出してしまいたい
が、勝ってしまった


兄ちゃんの命日が
初孫の誕生日になるかも

兄ちゃんと
同い年ってだけでも
辛いのに

どうせ結局、
あなたには他人だから
明るく楽しく、
おめでとうが
連発出来るんだ

昨年の11月の
〇〇の結婚だって、
兄ちゃんの死から
2ヶ月しか経ってないんだから
延期にすればいいのに、
コロナ禍だから
写真だけ撮りましょうと
向こうの親に言われ
神社に行ってみたら、
厳かな神前の結婚式で、
おまけに向こうは
姉妹夫婦まで来ていて、
何時間も
色々なポーズとる撮影に
付き合わされ
一緒に
もっと笑顔ください
とかカメラマンに
言われ

向こうの母親は
「お母さんの
息子さんの事は
何と言っていーやら」って
言われてさ。
失礼な親だし、
だいたい、
その親の
言いなりになる〇〇も
情け無いし、
それに何も言えない
あなたもあなただし。

裁判の初公判も決まって、
泣きながら心情陳述書を 
書かなきゃならない、
こんな時に、よく、
高らかに笑いながら、
おめでとう連呼
出来るよね?
神経疑うわ。

あなたとは
分かち合えない
悲しいけれど
兄ちゃんの親じゃあ
無いって事なんだよね

吐き出して
そう言って
吐き気がして
私は呼吸が苦しくて
嗚咽が止まらず
かなりひどい過呼吸に
なってしまった

全身は海老のように
丸くなり力が入り
肩と首が鉛のように重く
苦しくて
ベッドシーツは
私の涙とヨダレと汗で
グショグショに
なってしまった

夫が兄ちゃんとチビの
血の繋がる父親で無い事を
これほど悔やんだ日は無い

どんなに夫が
兄ちゃんを思っているか
一番分かっているはずの
私なのに
血の繋がりではない
どれだけ愛情を
持っているかが
親の基準だ

そう、
いつも思っているはずの
私が一番嫌な人間に
私自身がなっている

どうせ
本当の親じゃないから、、、って

私の心の叫びを
聞いた夫は
ひどく
うなだれて

2週間前の
あの日曜日から
とても元気がなく
もともと無口だが
輪をかけての無言状態

はっきり言って
一緒に居て
こちらも滅入る



たまにテンション
明るくなったりもするけれど
なんだか不機嫌なように
見えるから
夫が帰宅すると
空気が重くて
嫌になる

昨夜
寝る時に
いつまで、
その暗さを続けるのか
聞いてしまった

「僕は、
この前の自分の行為を
深く反省しているんだ」
と夫は言った。

あっそ。
言われるまで
分からないのに

言われたら
谷底に落ちている
みたいに
塞ぎ込む

自分の
思うままに
どうぞ

って思う。

今月の27日で10ヶ月

周りからは
もう、
そろそろ元気になった?
とか言われて
本当にうざくなる。

他人からの事に
加えて
一番寄り添って欲しい
パートナーとの
すれ違いは
心と身体に
こたえる
でも、チビには
悟られたくないから
普通に過ごす

あー
しんどい


もっと小さな頃から
親子だったら
夫も、
深い悲しみにいるのだろうか?
とかブラックな思考が
私を襲う

激昂して私は夫に
「〇〇が亡くなったとしたら、
どう思うのよ?」って
言ってしまった

〇〇が追突されて
命奪われたら、
裁判に参加するでしょ?
鬱になるでしょう?
仕事なんて
行けないでしょ?
どうなのよ?って
事も言ってしまった

悲しみ
辛さの出し方は
家族でも
夫婦でも違う

50日の時には、
私の中にあった
夫を思いやる
心のゆとりが
10ヶ月を目前にした今
思いやれるという言葉の
かけらさえも見つからない

そのかけらを
拾おうとすら
思えない

夫だって苦しい

でも
そんな
思いを馳せるゆとりが
私には無い

そんな自分にも
嫌気がさす

五人の息子達に
分け隔てなく愛情も
お金も時間も
与える人だと
夫の事を
誰よりも
理解しているはずの
私なのに

理解不能な私が居る

無理して修復しようと
言う気持ちが
湧かない

私は私を
奮い立たせるだけで
精一杯なのだ。

夫よ
自分で
立ち直っておくれ

やはり
高らかな笑い声で
あの会話は
控えて
欲しかったから

気を遣う事が
わずらわしい


家族でも
辛さの出し方が違う

今日も
なんとか
時間が過ぎていくのを
待つしかない

兄ちゃん
ごめんよ

こんな時もあるんだよ
母さんだって

兄ちゃん✨

兄ちゃん✨