ユスラウメの木を2本植えています。
どちらも南向きで隣り合わせに植えているのですが、赤実の方はすでに花が散り始めています。
一方、白実の方はやっと花が開き始めてきました。
8年前に植えた時はどちらも同じような樹高でしたが、今では赤実の方がだいぶ高く、枝や花の数もずっと多い状態です。
赤実の方が明らかに生育がよいのですが、これが一般的な傾向なのかどうかは不明です
がんばれ、白実
5~6月頃に実がなりますが、赤い方はサクランボのような実がびっしりとつき、とってもキュート
味もなかなかです
白い方の実は、ぽつりぽつりという感じで数はそれほど多くありません。
でも、ちょっと真珠のような趣で風情があります
元気なアイドルVS清楚な女優さんという感じ
甲乙付けがたいです。
さて、ユスラウメの赤い実を見ると思い出すのが「赤い実はじけた」という小説です。
実際のユスラウメの実ははじけませんし、作中で赤い実が何の実かは言及していないので、あくまでも私の勝手なイメージです
この小説の作者は、あの名作漫画「キャンディ・キャンディ」の原作者である名木田恵子(別名・水木杏子)さん。
「キャンディ・キャンディ」は子どもの頃、漫画もアニメも熱心に見ていました。
当時の私は断然テリー派
でも、その頃、
『ちょっとオジサン過ぎ』
と思っていた「丘の上の王子様」=アルバートさん=ウィリアム大おじさまが、実は最も理想的な最強のお相手だと大人になってから分かりました
「赤い実はじけた」は、「キャンディ・キャンディ」のアンソニーが出てくる頃のような雰囲気の甘酸っぱ~い初恋の物語です
こういった物語が6年生の国語の教科書に掲載されたのは、ちょっと驚きでした。
私自身は赤い実がはじけた記憶が定かではない、というより全くないのですが、ユスラウメの赤い実を見るとなぜがこの小説を思い出し、何となく気恥ずかしい気持ちになります
人をこんな気持ちにさせる植物の力って偉大ですね